WBCでの世界制覇を大谷と共に味わったヌートバー。その思い出は今も色褪せない(C)Getty Images 球界屈指のス…

WBCでの世界制覇を大谷と共に味わったヌートバー。その思い出は今も色褪せない(C)Getty Images
球界屈指のスーパースターへの想いがとめどなくあふれた。
惜しげもなく語ったのは、カージナルスのラーズ・ヌートバーだ。現地時間8月26日に米ポッドキャスト番組『Dugout Discussions』に出演した際に、23年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で共闘した大谷翔平(ドジャース)を褒めちぎった。
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メンバー選考に際して「他の国で育って野球をやっているなかでも、人と人はつながっていて仲間」と野球のグローバル化を図った栗山英樹監督(当時)の意向もあって、代表に抜擢されたヌートバー。異文化に馴染もうとした27歳にとって大谷は、良き友であり、憧れを抱かせられたスターでもあった。
当時を「今でも夢みたいな時間で、正直、現実感があまりないんだ」と漏らしたヌートバーは、「オオタニのことはどれだけ見たりしても飽きないよ。本当に凄いからね」とも強調。球史に残る偉才の凄みを語った。
「やっていることが本当に凄いんだよ。これからも続くだろうけど、いつか終わりは来る。きっとその時に振り返って、『俺たちが見てきたのはとんんでもないものだったんだ』と気づくだろうね。このメジャーリーグで投打の両方であれだけのエリートレベルを保てる時点で、もう狂ってるんだよ。本当にありえないことさ」
そんなスーパースターの支えもあり、「今でもメンバーのほとんどと仲がいい」というヌートバーは、「ただの外国人だった自分が日本に行って、誰も知らなかったところから、あれだけの関係を築けたのは本当に良いことだと思えた」と回想。そして、26年の第6回大会出場に対する自身の考えを口にした。
「WBCでの経験は別格だったから、出られたらうれしいね。ただ、正直なところ今のところは未定だ。自分としては日本代表でプレーするなら最高の状態でいたいんだ。もし、そうじゃないと思えたらやらない。ただ、今の自分の気持ちとしてはもちろんやりたい。でも、それは単なる希望ってわけじゃなくて、もっと大きな意味があることなんだ。だから自分、そしてもちろんチームが『代表にふさわしくない』と思えば、それでいい」
果たして、ヌートバーに2大会連続出場に機会はやってくるのか。熟考を重ねるであろう井端弘和監督のメンバー選考の行方が注目される。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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