◇米国女子◇FM選手権 事前(27日)◇TPCボストン(マサチューセッツ州)◇6598yd(パー72)カナダで行われた…
◇米国女子◇FM選手権 事前(27日)◇TPCボストン(マサチューセッツ州)◇6598yd(パー72)
カナダで行われた前週の「CPKC女子オープン」で西村優菜は約2カ月ぶりに米女子ツアーの決勝ラウンドを戦った。「ギリギリでしたけど予選を通過して、そこからの2日間は結構良い感じでプレーできた」。今月上旬に再渡米後、状態の上向きを感じていたショットを結果で表現できたことに安ど感が漂う。
最終成績は27位。ストローク戦では今季の最高順位でもあった。「もうちょっと上に…という気持ちはもちろんあるんですけど、今やっていることが徐々にできている感覚が残った」。突発的に出る右サイドへの大きなショットミスがなかったのもひとつの自信に。加えて、「ラウンド中に修正できるようになったのが一番大きい。怖さが消えてきている感じがする」と確実な前進を感じられた。
その日曜日にうれしかったことがもうひとつ。西村はPGAツアー「ツアー選手権」で初優勝を飾ったトミー・フリートウッド(イングランド)の「ただのファンです」。日本で開催された「ZOZOチャンピオンシップ」では会場を訪れ、ロープの外で練習ラウンド9ホールに帯同したことも。「直接話したことはないんですけど、人柄の良さ、醸し出している雰囲気がすごく柔らかい。勝負のときはそれが良い方に消えて、プロゴルファーのトミーになる」姿を魅力的に思う。
自分のラウンドを終え、テレビ中継を見るために宿泊していた一軒家に「ワクワクして戻った」という。テレビの電源が入らず、悶々としてインターネット配信に見入った。「私の“ギガ”、なくなってて…」と通信制限がかかったため、母のGBを拝借して。
フリートウッドはPGAツアーのキャリア164試合目で大願を成就させた。画面越しにそのシーンを眺めた西村も感動。「今までトミーの負けた後のスピーチを結構、見ていました。勝てないことがフォーカスされがちだけど、『ここで戦えていることを誇りに思う』といったコメントが多かった。そうやってプラスに受け止めること大事なんだろうなと思う」。受け取ったインスピレーションは少なくない。(マサチューセッツ州ノートン/桂川洋一)