8月24日放送の『ABEMAスポーツタイム』に、長年サッカー日本代表の海外遠征に帯同してきたスゴ腕シェフ・西芳照さんが出…

8月24日放送の『ABEMAスポーツタイム』に、長年サッカー日本代表の海外遠征に帯同してきたスゴ腕シェフ・西芳照さんが出演。海外遠征時の食材調達について、とくに苦労した“あの国”での驚愕エピソードを明かした。

【映像】電子機器も食材も没収…北朝鮮戦のエピソード

【写真・画像】 1枚目

番組で西シェフは、共に代表OBの槙野智章と安田理大に思い出の勝負メシとして“うな丼”を提供。安田が「ご飯がちょっと厳しい国もあるけど、西さんがいたら無敵」と絶賛したことから、「食材を揃えるのが大変だった国は?」という話題に。

これに対し「北朝鮮ですね」と即答した西シェフは、槙野と安田も代表メンバーだった2011年のW杯アジア予選で同グループの北朝鮮代表と対戦するため、当時チームと共に平壌入りしていた。そんな同国の厳戒態勢について、槙野と安田は「空港の荷物検査で4時間待ち。携帯もiPadも全没収」と振り返る。

【写真・画像】 2枚目

さらに西シェフは「僕らスタッフも空港から出られなかった」と、選手たちには知らされていなかった当時の状況を証言。槙野が「俺らのホテルの前に軍隊いたよ」と振り返ると、安田も「選手は外に出たらダメって言われていた」と述懐しつつ、「でもザッケローニ監督は一人で散歩に行って、スタッフにめっちゃ怒られてた」と、意外な人物の意外な行動を暴露した。

西シェフいわく「空港で食材を全部取られました」とのことで、急遽“ドイツ特区”にあったスーパーマーケットへ買い出しに行ったという。自由行動が厳しく制限されるなかで、みずからスーパーに足を運んで新鮮な食材を調達し、日本代表の胃袋を支えていたのだ。そんな北朝鮮遠征について、槙野と安田は「あれは異様な空気でしたよ」と神妙な表情で振り返っていた。
(ABEMAスポーツタイム)