今年で3回目となる「WTAエリート・トロフィー珠海」の開催準備が整いドロー表が決定した、とWTA公式サイトが報じた。同大会は10月31日~11月5日に行われ、賞金総額は220万ドル以上となる。このシーズン最終戦ではシングルス戦とダブルス戦が…

今年で3回目となる「WTAエリート・トロフィー珠海」の開催準備が整いドロー表が決定した、とWTA公式サイトが報じた。同大会は10月31日~11月5日に行われ、賞金総額は220万ドル以上となる。

このシーズン最終戦ではシングルス戦とダブルス戦が、中国広東省の海岸都市珠海にある、テニス専用に設計され最新鋭設備を備えた横琴テニスセンターで行われる。

出場を予定している有名選手には、今シーズン「全米オープン」優勝のスローン・スティーブンス(アメリカ)、2016年「全豪オープン」「全米オープン」優勝のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)という、グランドスラム覇者2人が名を連ねている。また、今季好調のクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)とココ・バンダウェイ(アメリカ)が、大会初参戦を飾る。2017年に2人が獲得したWTAシングルスのタイトルは11を数える。

「WTAのトップ選手が出場する「WTAエリート・トロフィー珠海」を無事開催することができて嬉しく思います。この特別な大会では、熟練選手と若手選手が互いの腕を競いながら、2017年シーズンの成功を祝福するのです」とWTAのチーフエグゼクティブであるスティーブ・サイモン氏は述べた。

トーナメントディレクターのホセ・ミゲル・ガルシアは次のように語った。「出場予定選手全員の参加が確定し、とても喜んでいます。素晴らしいシーズンを戦い抜きこの大会に出場を果たす選手は皆、世界のベストプレーヤーの一員です。珠海で観戦してくださるファンの方、そして自宅で応援してくださるすべての方に、最高の大会をお約束します」

「WTAエリート・トロフィー珠海」のシングルス戦は、「WTAファイナルズ」の出場権獲得に及ばなかったランキング上位11選手と、ワイルドカードを得た中国人選手ランキング1位のペン・シューアイ(中国)の12人が出場する。3選手が4つのグループに分かれラウンドロビン方式の予選を戦い、各グループの勝者4人が準決勝に進出する。ダブルス戦の6ペアは2つのグループに分かれてのラウンドロビンとなり、グループを勝ち抜けた2ペアが決勝戦に進出する。(テニスデイリー編集部)※写真は「WTAエリート・トロフィー珠海」に出場予定のスティーブンス(「全米オープン」出場時のもの)

(Photo by Chaz Niell/Icon Sportswire via Getty Images)