今年の金鯱賞を制したクイーンズウォーク(牝4、栗東・中内田充正厩舎)が、新潟記念(3歳上・GIII・芝2000m)で…

 今年の金鯱賞を制したクイーンズウォーク(牝4、栗東・中内田充正厩舎)が、新潟記念(3歳上・GIII・芝2000m)で重賞4勝目を狙う。

 クイーンズウォークは父キズナ、母ウェイヴェルアベニュー、母の父Harlingtonの血統。母は15年のBCフィリー&メアスプリントの覇者。半兄のグレナディアガーズは20年の朝日杯FS、21年の阪神Cを制している。

 ここまで10戦4勝。24年のクイーンCで重賞初制覇。桜花賞は8着、オークスは4着に終わったものの、ローズSで2つ目のタイトルを獲得した。その後は秋華賞が出遅れて15着、今年初戦の小倉牝馬Sは6着だったが、金鯱賞で重賞3勝目。続くヴィクトリアマイルでもアスコリピチェーノからクビ差の2着に健闘し、GI級の能力を示している。今回は牡馬相手となるが、金鯱賞を制しているので問題なし。典型的な左回り巧者なので、初の新潟もマイナスになる可能性は低い。

 ここを勝ってJRA重賞4勝目となれば、同じ4歳ではアスコリピチェーノ、ジャンタルマンタルに並んでトップタイとなる。夏の越後路で新たな勲章を得て、秋のGI戦線に向けて弾みをつけたい一戦だ。