■水戸のU-20日本代表MFが鮮やかドリブル弾!【J2リーグ第27節 8月23日 19時03分キックオフ 鳥栖 2ー2 …

■水戸のU-20日本代表MFが鮮やかドリブル弾!

【J2リーグ第27節 8月23日 19時03分キックオフ 鳥栖 2ー2 水戸 駅前不動産スタジアム】

 まさしく「戦国J2」である。

 J2リーグ第27節が8月23、24日に開催され、首位の水戸ホーリーホックは23日、7位のサガン鳥栖とアウェイで対戦した。水戸は勝点51、鳥栖は勝点42である。どちらも勝点3がほしい一戦だ。

 水戸は4-4-2を主戦術とするが、この日は3-4-2-1の立ち位置とした。鳥栖と同じシステムである。森直樹監督は3バックのチームに対して、過去にもシステムを合わせたことがある。

 ミラーゲームでは、目の前の相手に負けないことが重要だ。ピッチのどのエリアで、誰が、マークを外すのか。剥がすのか。

 36分、水戸の若きアタッカーが「個」の力を発揮する。

 齋藤俊輔だ。自陣左サイドで味方のパスを受けると、鳥栖のボランチ櫻井辰徳に激しく身体をぶつけられる。倒れそうになるものの踏みとどまり、櫻井の前へコースを取ってドリブルを開始する。センターサークル左から一気にゴール前までボールを運び、1トップの渡邉新太が右から左へ走るのに合わせて、ペナルティエリアアークの右側のスペースで右足を振り抜く。ゴールの外側から巻き込む軌道のシュートが、右隅へ吸い込まれた。

 プロ2年目の齋藤はゴールデンウイークからスタメン出場を増やし、渡邉に次ぐ6ゴールを記録している。最大の特徴はドリブルだ。この先制点のシーンのように、単独でゴール前まで運ぶことができる。

 身体は細身だが競り合いに力強く、右足でも左足でもしっかりと足を振ることができる。水戸はドリブラーの津久井匠海が6月にRB大宮アルディージャへ移籍したが、齋藤が結果を残すことで攻撃の迫力が以前よりも増している印象だ。

 2005年4月生まれの20歳は、U―20日本代表に選出されている。現在のパフォーマンスを見れば、9月開幕のU-20ワールドカップの代表入りは確実だろう。

■水戸は2点目を許さず、後半終了間際に…

 水戸の1点リードで迎えた後半、鳥栖が交代カードを切る。それによって立ち位置を変える。1トップの山田寛人の後方に、2シャドーの西澤健太西川潤に加え、交代出場の日野翔太が並ぶ。

 システムのミスマッチが生まれたことで、水戸の守備は混乱をきたした。一人ひとりが相手との距離を詰め切れず、自陣でボールを動かされてしまう。選手はいるのに相手に付ききれず、後半開始早々の47分に同点弾を喫してしまうのである。

 その後も相手をどうやってつかまえるのかが定まらず、水戸は自陣からなかなか脱出できない。53分には途中出場の日野に、右ポケットへフリーで走り込まれ、マイナスのクロスを入れられてしまう。このボールに反応した右ウイングバックの長澤シヴァタファリも、PKスポットよりゴール近くでフリーになっていた。長澤のシュートはCB鷹啄トラビスが身体でブロックしたが、システム変更でチーム全体が出力をあげた鳥栖の出足に、首位の水戸が劣勢を強いられていった。

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