男子メジャー「マスターズ」を主催する米ジョージア州のオーガスタナショナルGCは26日、2026年度の出場資格を発表した。…

今年の日本オープン覇者はマスターズへの切符を獲得できる

男子メジャー「マスターズ」を主催する米ジョージア州のオーガスタナショナルGCは26日、2026年度の出場資格を発表した。10月の国内メジャー第3戦「日本オープン」(栃木・日光カンツリー倶楽部)優勝者に来年度大会の出場権が付与されることが決まった。

オーガスタナショナルGCは出場カテゴリーを増やし、指定のナショナルオープンの直近の勝者を招待する方針を示した。日本オープンのほか、欧米ツアー共催「ジェネシス スコットランドオープン」、欧州ツアー「アクシオナ スペインオープン」、「オーストラリアオープン」、「インベステック 南アフリカオープン」、アジアンツアー「LINK 香港オープン」を対象とする。

「全英オープン」が2013年から実施している、各国指定大会の上位入賞者に出場権を与えるクオリファイイングシリーズ(予選会)に倣ったもの。オーガスタナショナルGCのフレッド・リドリー・チェアマンはR&Aとの共同声明で「マスターズは長年、国際的なトップ選手を招待選手として迎えることを重要視してきた。R&Aとゴルフの国際化という目標を共有し、ともに活動することを誇りに思う。今日の発表は、世界の歴史的なオープン競技のトップ選手の才能をたたえるという私たちの共通ビジョンを強化する」とコメントした。

なお、PGAツアーの秋季シリーズ(フェデックスカップ・フォール)優勝者の出場カテゴリーはなくなった。

来年7月にイングランド・ロイヤルバークデールで行われる全英オープンは9月に出場資格リストを発表する。13か国15大会でクオリファイイングシリーズを実施する予定。

2026年「マスターズ」出場資格

(1)マスターズの歴代優勝者
(2)直近5年間の全米オープン優勝者
(3)直近5年間の全英オープン優勝者
(4)直近5年間の全米プロ優勝者
(5)直近3年間のプレーヤーズ選手権優勝者
(6)直近の五輪金メダリスト(五輪翌年のみ)
(7)直近の全米アマ優勝者(A)と2位(B)
(8)直近の全英アマ優勝者
(9)直近のアジアアマ優勝者
(10)直近の南米アマ優勝者
(11)直近の全米ミッドアマ優勝者
(12)直近のNCAA個人戦優勝者
(13)前年のマスターズ12位タイまで
(14)前年の全米オープン4位タイまで
(15)前年の全英オープン4位タイまで
(16)前年の全米プロ4位タイまで
(17)前年のマスターズ以降のPGAツアー優勝者(秋季シリーズを除く500ポイント以上の試合のみ)
(18)前年のツアー選手権進出者
(19)スコットランドオープン優勝者(25年7月開催/クリストファー・ゴッターアップ
(20)スペインオープン優勝者(25年10月9日開幕)
(21)日本オープン優勝者(25年10月16日開幕)
(22)香港オープン優勝者(25年10月30日開幕)
(23)オーストラリアオープン優勝者(25年12月4日開幕)
(24)南アフリカオープン優勝者(26年2月26日開幕)
(25)前年末時点の世界ランク50位まで
(26)大会前週時点の世界ランク50位まで