正念場が続くドジャースのコンフォート(C)Getty Images 打率1割台に苦しむドジャースのマイケル・コンフォート…

正念場が続くドジャースのコンフォート(C)Getty Images
打率1割台に苦しむドジャースのマイケル・コンフォートが、攻守で存在感を示した。現地時間8月25日の本拠地レッズ戦に「7番・左翼」で先発出場。2本の二塁打を含む4打数2安打で、7-0の完勝に貢献した。
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まずは守備で魅せた。2回には頭上を越えそうな飛球をジャンピングキャッチ。そして、バットでは5回に右翼線二塁打で出場8試合、23打席ぶりの安打をマーク。続くアンディ・パヘスの23号2ランを呼び込んだ。8回にも左中間二塁打を放ち、再びパヘスのダメ押し犠飛につなげてみせた。
試合後の地元放送局『SportsNet LA』などのインタビューでは「今日は速球にしっかり対応できた」と手応え。8月の不振については「メカニックもアプローチも原因だった」と振り返りつつ、「今は速球に対して良い状態に近づいている」と前を向いた。
また、守備についても「反復練習してきた。それが成果として出ている」と胸を張った。その上で、打席では「ホームランを狙うよりも、粘り強く球を見極めることを心がけている」とスタイルの変化を明かし、復調への手応えもうかがわせた。
ただ、32歳が置かれている立場は厳しい。この日、左肘の炎症で離脱していたキケ・ヘルナンデスが復帰。さらに、近日中にはキム・ヘソン、マックス・マンシー、トミー・エドマンの合流も見込まれている。『Dodgers Nation』などの地元メディアは、ケガ人が戻れば、コンフォートがロースターから外れる可能性があることを伝えている。
ファンの反応も様々だ。故障組の復帰が、コンフォートの尻に火をつける見方もあり「彼はバリー・ボンズに変身するつもりだ」と名選手を例に挙げての期待を込めたコメントも、SNS上では見られた。
これ以外には「少なくとも1週間の雇用の安定を確保した」「批判は多いが、今季左翼でいくつか印象的なプレーを見せている」と評価する声もある一方で、「依然として打席では不安定」「ポストシーズンのロースターには入れたくない」といった厳しい意見も目立った。
逆境の中で意地を示したことは確かだが、1試合で評価は大きく変わらない。真価が問われる正念場は続くだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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