角田は「ザントフォールトがすごく好き」と前向きな言葉を口にした(C)Getty Images いよいよ8月29日より、F…

角田は「ザントフォールトがすごく好き」と前向きな言葉を口にした(C)Getty Images
いよいよ8月29日より、F1第15戦オランダGPが幕を開ける。およそ4週間ぶりに行われるレースでは、久々に目の当たりにする各チームのマシンやドライバーのパフォーマンスに、それぞれどのような変化が見られるのか。サマーブレイクを経て迎える一戦は、見逃せない展開になることは間違いない。
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もちろん、レッドブルの角田裕毅も注目のドライバーの1人に挙げられている。今季はここまで10ポイント獲得にとどまり、レッドブル昇格後での入賞はわずか3回。第7戦エメリア・ロマーニャGPを最後にポイントから遠ざかっており、各レースで予選、決勝を通じて、期待されている上位での走りを見せられないままシーズン後半を迎えている。
不振が続いていることから、2026年のシートに関しても不透明な立場となっている角田。だが、オランダGPを前にして、決してネガティブな感情を抱くことは無く、強い意欲を持ってシーズン再開となるレースに挑もうとしている。
オランダメディア『RacingNews365』による8月24日、角田のコメントを紹介する特集記事を配信。チームメイトであるマックス・フェルスタッペンの母国レースを迎え、角田自身も、“特別な一戦”と捉えており、「そこでホームレースを走る人のチームメイトになるというのは、きっと興味深い体験になると思う」などと語ったという。
また同メディアは、今季の角田の成績を振り返り、「現時点でドライバーズランキング18位。しかも直近7戦は一度もポイント圏内でフィニッシュできていない。サマーブレイクもほぼ終わりを迎える中、フェルスタッペンのチームメイトが気持ちを立て直すことができたのかどうかが注目される」などと説いている。
さらに、今回のグランプリにおける不利な要素として、「北ホラント州の砂丘地帯にあるこのサーキットで、まだ一度もポイントを獲得したことがないという点だ」と指摘。だがその上で、「それでも彼はレースウィークエンドを心待ちにしている」としており、角田による「僕はザントフォールトがすごく好きなんだ。本当にユニークなサーキットだし、とてもチャレンジングでもある。しっかり準備をしなければならないし、フィジカル面でも重要になる」と述べた決意の言葉を記している。
角田にとって初めて、王者と同じチームで挑むオランダGPは、昨季までと大きく異なる心境で走ることになるはずだ。8戦ぶりの入賞、そしてオランダでの初ポイント獲得を目指す角田のアグレッシブな走りに期待が懸かる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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