9回の大ピンチに超美技を見せた阪神・小幡竜平(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext 阪神は8月…

9回の大ピンチに超美技を見せた阪神・小幡竜平(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext
阪神は8月26日のDeNA戦(横浜)に3-2の逆転勝ち。2点を追う9回に、5番・大山悠輔の右越え8号2ランなどで、ひっくり返した。その裏の満塁の大ピンチを、石井大智が踏ん張り、自身が持つ連続無失点試合の日本記録を「43」に伸ばした。
【動画】石井の連続0封試合継続をアシスト!小幡の神ダイブをチェック
若武者の神ダイブが、石井の記録更新をアシストした。9回裏。最後を締めにかかった右腕は、2本の被安打と1死球で、一死満塁と追い詰められた。ここで迎えたのは、三森大貴。6球目の内角ストレートをはじき返され、打球は詰まりながらも二遊間の真ん中に飛んだ。
ここで24歳の遊撃・小幡竜平は諦めなかった。前進守備から必死にグラブを伸ばして、ダイビングキャッチ。阪神ファンの悲鳴を一瞬で、歓声に変えてみせた。大ファインプレーを力に、石井は続く神里和毅をセンターフライに仕留めた。
小幡は超美技の直後も、試合後も涼しい表情のまま。『DAZNベースボール』は、公式Xで「記録と勝利に大貢献」と表現して、神ダイブをクローズアップ。SNS上では「正直抜けたと思いました」「アカンかと思いましたw」と失点を覚悟したコメントから、「表のヒーローが大山なら影のヒーローは小幡やね」「超人的反応速度」「えぐぅぅ」「凄い反射神経」などと、脱帽の声が目立った。
阪神は、し烈な正左翼手争いの傍ら、最近は遊撃でも、攻守で好調を維持する熊谷敬宥と小幡の併用となっている。その背景もあって「まだまだ熊谷にはレギュラーは譲らん、とのアピールやね」と指摘するファンもいた。
崖っぷちから這い上がり、土俵際も粘り抜いた藤川阪神。両リーグ最速の70勝に到達し、2位・巨人が敗れ、優勝マジックは「14」にまで減った。歓喜のカウントダウンとともに、虎ナインの一挙手一投足からも目が離せない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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