菅野が本塁打を打たれたのは久しぶり。やはり安定感は抜群だ(C)Getty Images オリオールズの菅野智之は現地時間…

菅野が本塁打を打たれたのは久しぶり。やはり安定感は抜群だ(C)Getty Images

 オリオールズの菅野智之は現地時間8月25日、本拠地でのレッドソックス戦で先発し、6回を投げ4失点。チームが3-4で敗れたため、菅野は6敗目を喫した。前回登板に続き、レッドソックスが相手の登板となったが、2被弾で失点を重ねた。5回無失点と好投した6日前とは逆の内容となり、苦い結果となってしまった。

【動画】菅野智之の冴えるスプリット!米記者も魅了する切れ味

 初回、先頭のロマン・アンソニーに5球目のストレートを右中間スタンドへ運ばれ、いきなり1点を失った菅野。その後、4回まではランナーを出しながら無失点で切り抜けるも、5回にランナー2人を背負った場面で、ジャレン・デュランに3ランを打たれ、これが逆転弾に。続く6回もマウンドに登り、打者3人を打ち取ると、このイニング限りで交代が告げられている。

 要所で2本の本塁打を許したものの、それ以外は決して悪い内容では無く、ゲーム自体も接戦だったことから、菅野自身2試合ぶりの勝ち星も狙える展開だったと言えるだろう。最終イニングとなった6回ではストレート、スプリットを決め球に2つの三振を奪っており、球威やキレも衰えを感じさせないものだった。

 オリオールズ地元メディア『mash』でも先発した日本人右腕のピッチングをレポート。「この試合では2本塁打を許したことでチームが敗れた」などと評しており、「今夜のスガノの4失点は7月2日のテキサス戦以来(7失点)のこと」と振り返っている。

 さらに同メディアは菅野に対し、「前回までの4試合、106打者連続で本塁打を許していなかった」と指摘。この日、久々に被本塁打が記録となったと強調する。

 また記事では、オリオールズのトニー・マンソリーノ暫定監督のコメントも掲載。立ち上がりで手痛い一発を浴びた場面について指揮官は、「ロマン・アンソニーが初回に打ったホームランは見事だった。カウントは2ストライクだったと思う。本当に良いスイングだった。彼は素晴らしい選手だ」などと賛辞を並べている。

 他にも、菅野の投球には、「トモは全体的にいい投球をしていたと思う。ミスというほどのミスでもなかったと思う」と評価。さらに、やはり本塁打を打った相手打者について、「この2人の打者は称賛すべきだ」と語っている。

 菅野は黒星こそ喫したものの、前回までの安定感もうかがわせるパフォーマンスを披露した。シーズン終盤を迎えた中でもこのピッチングを継続できれば、より多くの白星を積み上げることが出来るはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】「執着しているのは不可解だ」25億円男を“ロースター外”へ…キム・ヘソンを左翼で起用か ド軍メディアが見解

【関連記事】「もう、時間切れだ」ド軍25億円男に迫る期限…打率1割台の絶望、米メディアも”三行半”「生産性の低さが…」

【関連記事】25億円男を「DFAしない要因は何なのか?」 復調期待する起用にド軍メディアが疑問 “代役”に3Aで無双の逸材を希望