◇米国女子◇FM選手権 事前◇TPCボストン(マサチューセッツ州)◇6598yd(パー72)カナダのナショナルオープンを…

◇米国女子◇FM選手権 事前◇TPCボストン(マサチューセッツ州)◇6598yd(パー72)
カナダのナショナルオープンを終えたツアーは米国に戻り、北東部ボストンにトップ選手が大挙する。昨年新たに創設された4日間大会にかかる賞金は、前回から30万ドルアップの総額410万ドル(約6億281万円)。メジャー5大会とシーズン最終戦「CMEグループ ツアー選手権」に次ぐ規模を誇る。
過去にPGAツアーのプレーオフシリーズ「デルテクノロジーズ選手権」、「ドイツバンク選手権」を開催したTPCボストンで144人がぶつかる。初回大会はユ・ヘランが最終日に通算15アンダーの首位で並んだコ・ジンヨンとの韓国勢プレーオフを制した。日本人選手の最高位は西郷真央の6アンダー19位だった。
一大勢力として活躍が目覚ましい日本勢は今大会で13人のツアーメンバーがそろう。4週前の「AIG女子オープン」(全英女子)でメジャー初制覇を遂げた山下美夢有が主戦場に復帰。竹田麗央、岩井千怜、岩井明愛とのルーキー・オブ・ザ・イヤー争いにとどまらず、本格化する年間女王レースにも参戦する。
古江彩佳も全英女子以来の登場。トップ10入りが6月の「ショップライトLPGA」を最後に遠ざかっており、復調が期待される後半戦へ再始動する。岩井明は「ポートランドクラシック」の初勝利に続き、「CPKC女子オープン」でも4位と好調をキープして3連戦。同大会でツアーに戻ってきた西郷真央は復帰戦を3位で終えた。
馬場咲希はカナダで連続予選落ちを4試合でストップ。西村優菜も6月の「KPMG全米女子プロ」以来約2カ月ぶりに米ツアーで週末を戦い、来季の出場権確保に向けて奮闘する。前週予選落ちの渋野日向子は大会初出場となる。
ジーノ・ティティクル(タイ)、ネリー・コルダのほか、母国最大のイベントで2勝目を飾ったばかりのブルック・ヘンダーソン(カナダ)らタレントも多数。次週のオープンウィークを前に全選手が力を振り絞る。
<主な出場予定選手>
ユ・ヘラン、ネリー・コルダ、ジーノ・ティティクル、古江彩佳、西郷真央、コ・ジンヨン、ブルック・ヘンダーソン、セリーヌ・ブティエ、マヤ・スターク、笹生優花、ジェニファー・カップチョ、畑岡奈紗、渋野日向子、西村優菜、勝みなみ、山下美夢有、竹田麗央、岩井千怜、岩井明愛、馬場咲希、吉田優利