10月29日の「エルステ・バンク・オープン」(10月23日~10月29日/オーストリア・ウィーン/ハードコート)の決勝戦で、ルカ・プイユ(フランス)がジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)を カウント6-1、6-4で下し、今季3個目、通…

10月29日の「エルステ・バンク・オープン」(10月23日~10月29日/オーストリア・ウィーン/ハードコート)の決勝戦で、ルカ・プイユ(フランス)がジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)を カウント6-1、6-4で下し、今季3個目、通算4個目のタイトルを獲得した。

第1セットの1-1の場面で訪れたブレークポイントをセーブしてから、プイユは試合の主導権を握った。5ゲームを連続奪取して、第1セットを先取すると、第2セットでも1ゲームブレークし、ツォンガがリターンショットをミスしたところで優勝を決めた。

世界ランク25位のプイユは、今年2月の「オープン13 マルセイユ」を含め、ツォンガとの過去2戦において、どちらもストレートで敗戦していた。

「とても嬉しいです。素晴らしい1週間でした。ジョーとの試合では、常に苦しい戦いを覚悟しなければなりません。今日のような試合展開で勝てたことにとても満足しています。」とプイユは語った。

今回の室内ハードコードでの優勝により、プイユは今季のATPワールドツアー参加選手ではただ一人、先のクレーコート(「ハンガリアン・オープン」)と芝コート(「メルセデス・カップ」)での優勝と合わせ、3つのコートサーフェスを制覇した選手となった。

先週の「ヨーロピアン・オープンで」で優勝している世界ランク15位のツォンガは、今回の敗戦で決勝戦での戦績が4勝1敗となった。過去2回の「エルステ・バンク・オープン」の決勝戦では2011年では優勝し、昨年はアンディー・マレー(イギリス)に敗れ準優勝となっていた。ツォンガは今回の決勝戦に敗れたものの、「ATPファイナルズ」出場権獲得レースにおいて、最終枠の8位に位置するパブロ・カレーニョ・ブスタ(スペイン)を295ポイント差で追いかけている。(C)AP(テニスデイリー編集部)※写真は「エルステ・バンク・オープン」で優勝したプイユ

(AP Photo/Ronald Zak)