“第三の男”として知られる競輪選手・寺崎浩平(福井・117期)が17日、函館競輪場で行われたGⅠ「オールスター競輪」決勝で番手捲りを決め、悲願のGⅠ初優勝を果たした。地元・福井からの熱い声援に応える劇的勝利となった。

決勝戦では、近畿ラインの大黒柱・脇本雄太が先行し、寺崎はその番手から絶妙なタイミングで仕掛けた。吉田拓矢の強烈なまくりが迫る場面もあったが、寺崎は「後ろが来られるピッチじゃなかった」と語る通り、最後まで押し切り堂々のフィニッシュを決めた。2着には古性優作、3着に南修二が入り、近畿ラインが上位を独占。チーム戦略の結晶ともいえる勝利だった。

寺崎は法政大学から競輪界入りし、日本競輪選手養成所117期の早期卒業生。デビュー当初から高いポテンシャルを評価されつつも、脇本や古性ら“主役”に並び立つ存在としてはまだ影の位置にあった。だが今回の勝利で、自らも堂々たるタイトルホルダーの仲間入りを果たした。

レース後にはファンから「ついに主役の座へ!」「近畿ライン最高」「涙が止まらない」といった祝福の声が相次ぎ、SNSでも大きな盛り上がりを見せた。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部