いよいよ、夏の新潟開催も最終週。メイクデビューは土日で計3鞍が組まれている。土曜日の芝1400にはGI・6勝馬の初仔…

 いよいよ、夏の新潟開催も最終週。メイクデビューは土日で計3鞍が組まれている。土曜日の芝1400にはGI・6勝馬の初仔がスタンバイ。日曜日の芝1800mも東西の素質馬が顔を揃えそうだ。

【8月30日(土) 新潟芝1400m】

◆グランマエストロ(牡、父エピファネイア、母グランアレグリア、美浦・木村哲也厩舎)

 ディープインパクト産駒の母は芝1600mと芝1200mのGIを6勝。本馬が初仔になる。「気持ちが先行しやすいところがあるので、そこに気をつけながら乗ってきました。体力的には十分。徐々にピッチを上げていき、ひと追い毎に馬のベースは上がっています。スピードに乗ったときのフットワークや他馬に並んでからの反応もいいし、初戦から動けると思います」と土田調教助手。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。

【8月31日(日) 新潟芝1800m】

◆エオリアンリッジ(牡、父アドマイヤマーズ、母ベルワトリング、美浦・尾関知人厩舎)

 母はチリのG1を5勝。通算21戦13勝の成績を残し、年度代表馬にも輝いた。「じっくりと乗り込み、ひと追い毎に良くなっています。まだ全体的に緩いので、距離はあったほうが良さそう。新潟の広いコースにも向いていると思います」と尾関知人調教師。鞍上は田辺裕信騎手が予定されている。

◆ガローファノ(牝、父キタサンブラック、母チェリーコレクト、美浦・黒岩陽一厩舎)

 半兄にワーケア(弥生賞2着、ホープフルS3着)やサトノグランツ(京都新聞杯、神戸新聞杯)、叔母にはSea of Class(ヨークシャーオークス、愛オークス、凱旋門賞2着)がいる。「現状は線の細さがあるけど、その中でも徐々にしっかりとしてきています。前向きで性格は真面目。まだまだ成長しそうだし、いいモノを持っていると思います」と黒岩陽一調教師。鞍上は戸崎圭太騎手が予定されている。

◆タッセルノット(牝、父キズナ、母ディアンドル、美浦・林徹厩舎)

 ルーラーシップ産駒の母は重賞2勝(葵S、福島牝馬S)。本馬が初仔になる。「1頭になるとフワッとするところがあるけど、他の馬を追走するときは集中して我慢も利いている。ひと追い毎に良くなっているし、全体的な動きはいいと思います」と林徹調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。

(取材・文:竹之内元)