今週末に行われる新潟記念(3歳上・GIII・芝2000m)をもって、「サマー2000シリーズ」の結果が決まる。同部門…
今週末に行われる新潟記念(3歳上・GIII・芝2000m)をもって、「サマー2000シリーズ」の結果が決まる。同部門は21年のトーセンスーリヤを最後に該当馬が出ておらず、今年は“4年ぶり”にチャンピオンが出る。
サマー2000シリーズは、「13ポイント以上」かつ「対象競走から1勝以上」が優勝条件となる。24年はノースブリッジ、リフレーミング、レッドラディエンスの12Pが最高。23年はプログノーシス、22年はジャックドールが首位だったものの、札幌記念のみの出走、勝利で12P止まりと、近3年はチャンピオンが出ていない。だが、今年はヴェローチェエラとトップナイフが13Pを獲得。前者は函館記念、後者は札幌記念を制し、ともに「対象競走から1勝以上」の条件も満たしている。
シリーズのゆくえは新潟記念にもつれこんだ。今回は七夕賞を制したコスモフリーゲン、函館記念覇者のヴェローチェエラ、小倉記念2着のシェイクユアハート、同3着のディープモンスターが激突する。
GIII競走は1着=10P、2着=5P、3着=4P、4着=3P、5着=2P、6着以下=1Pが与えられ、合計得点が最上位の馬が複数いる場合はそれぞれがシリーズチャンピオンとなる。
現在13Pのヴェローチェエラは完走すれば1Pを獲得できるため、10Pのコスモフリーゲンは最低でも3着以上(4P以上)が条件となる。シェイクユアハート、ディープモンスターは「対象競走から1勝以上」の条件を満たしていないため、勝利しなければ権利が生まれない。また、新潟記念に出走しないトップナイフは、ヴェローチェエラが完走した時点で可能性がなくなる。
チャンピオンになれば、馬主に3200万円、厩舎関係者に800万円がそれぞれ給付されるため、陣営も燃えるところだろう。激戦となったシリーズの結果はいかに。
【サマー2000シリーズのランキング】
1位 13P ヴェローチェエラ
1位 13P トップナイフ
3位 10P コスモフリーゲン
7位 05P シェイクユアハート
11位 04P ディープモンスター
※優勝の可能性がある馬のみ