カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が「WTAファイナルズ」の決勝で、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)を6-4、6-4のカウントで下し優勝。これまでのキャリアで最高のタイトルを手にした。彼女のこれまでの「WTAファイナルズ」での最高成…

カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が「WTAファイナルズ」の決勝で、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)を6-4、6-4のカウントで下し優勝。これまでのキャリアで最高のタイトルを手にした。彼女のこれまでの「WTAファイナルズ」での最高成績は、2010年の決勝進出だった。

ウォズニアッキは、2回目のマッチポイントの場面でバックハンドのダウンザラインを放ち、今季60回目の勝利を決めた。

対戦相手のビーナスは今季、最も名高い5大会のうち「全豪オープン」、「ウィンブルドン」、そしてこの「WTAファイナルズ」の3大会で決勝に進出していた強敵だ。さらには2008年に「WTAファイナルズ」で優勝しているウイリアムズにウォズニアッキは、過去7戦全敗だった。ウォズニアッキは対ビーナスの連敗もようやくストップさせた。

「『8』は私のラッキーナンバーなので、ビーナスに1回でも勝てるチャンスがあるなら、8回目の対戦になる今日であってほしいと願って試合に臨み、ベストを尽くしました」とウォズニアッキは語った。

結果はストレート勝ちだったもののウォズニアッキは苦戦を強いられた。第2セットのウォズニアッキは、ゲームカウント5-0までリードを広げていたが、ビーナスに追い上げられていた。

「自分の形に持ち込んだのが遅すぎました。次の試合ではもっと早くいい展開になる作戦を立てます」と語る。

ウォズニアッキは、第1セットのカウント5-3からのサービングフォーザセット、そして、第2セットの第7ゲームと第9ゲームで手にしたサービングフォーザマッチを落としながらも勝利をもぎ取った。

「まだ震えています。5-0までリードしてからビーナスが追い上げてきました。ショットに力が入り、私の体にサーブを打ち込んできました。最後に勝利を手にすることができて、ただただ嬉しいです」と話している。(C)AP(テニスデイリー編集部)

※写真は「WTAファイナルズ」で優勝したウォズニアッキ

(AP Photo/Yong Teck Lim)