8月31日(日)に新潟競馬場で行われる新潟記念(3歳上・GIII・芝2000m)。サマー2000シリーズの最終戦を飾…
8月31日(日)に新潟競馬場で行われる新潟記念(3歳上・GIII・芝2000m)。サマー2000シリーズの最終戦を飾る一戦は、今年から負担重量がハンデからグレード別定に変更となった。本稿では同レースの開催にあたり、歴代勝ち時計をランキング形式で紹介する(コース改修があった01年以降に限る)。
■3位タイ 1分57秒5 2019年 ユーキャンスマイル
古馬になった19年は万葉Sから始動し2着となり、続くダイヤモンドSで重賞初制覇。天皇賞(春)でも5着に健闘し、新潟記念へと駒を進めた。2番人気で迎えた一戦。内目の12、13番手あたりでじっくりと運び、直線では馬場の中央付近を選択。残り200mほどで先頭に立つと、外から追ってきた同馬主のジナンボーとの追い比べを制し、最後はクビ差を付けて重賞2勝目を飾った。
■3位タイ 1分57秒5 2016年 アデイインザライフ
新馬勝ちのあと、京成杯、弥生賞で連続3着、皐月賞にも出走を果たした。夏以降は条件戦で経験を積み、途中に降級を挟みつつ、16年2月から1000万下、1600万下を連勝でOP入り。昇級初戦の新潟記念では勢いも評価され、2番人気に支持された。道中は18頭立ての17番手を追走し、直線は外ラチ沿いを豪快に伸びた。1番人気のアルバートドックを3/4馬身差封じて、初タイトルをつかんだ。
■3位タイ 1分57秒5 2008年 アルコセニョーラ
前年の福島記念でタイトルを手にしたものの、その後は6戦連続で馬券圏外とひと息。直前の七夕賞でも見せ場が乏しく12着に敗れており、新潟記念は単勝49.1倍の16番人気とまったく人気がなかった。ところが、レースになると一変。馬群の中で脚を十分溜め、直線で進路を確保すると鋭い末脚を披露した。あっという間に各馬を置き去りにし、2馬身差の完勝だった。
■3位タイ 1分57秒5 2018年 ブラストワンピース
デビューから無傷3連勝で毎日杯を制し、日本ダービーでも5着とまずまず。古馬との初対戦となった新潟記念では、エプソムC3着のグリュイエール、中山記念覇者のセダブリランテスを抑えて、単勝1.8倍の1番人気で出走する。道中は中団を追走。直線では大外から鋭く伸びると、連れて脚を使ったメートルダールに1.3/4馬身差を付ける快勝で、2つ目のタイトルを獲得した。
■2位 1分57秒2 2006年 トップガンジョー
同年の新潟記念は混戦オッズとなった。日経新春杯2着、小倉記念1着からの臨戦だったスウィフトカレントが1番人気に支持されたが、上位6頭までが10倍未満。エプソムCから連勝を狙ったトップガンジョーは6番人気でスタートを迎えた。前走では4番手だったが、一転して中団からやや後ろ。直線では外ラチ沿いに持ち出し、後藤騎手のムチに応えて、長くいい脚を使って勝利した。
■1位 1分57秒0 2001年 サンプレイス
新潟競馬場の大規模改修により、同年から左回りに。1番人気に推されたサンプレイスは、99年中京記念で2着、中山記念で3着と重賞での好走歴もあったが、その後1600万下に降級し、新潟記念の直前に勝ち上がって再度OP入りしていた。レースは1000m通過が58.8秒のミドルラップになったが、上がりの速い競馬に。サンプレイスは3番手から上がり最速タイの脚を使い、重賞初制覇を飾った。