野球人口減少で苦しむ現在、徐々に注目度が高まっているのが大学準硬式。ボールの表面はゴムだが、中身は硬式球と同じ構造という…
野球人口減少で苦しむ現在、徐々に注目度が高まっているのが大学準硬式。ボールの表面はゴムだが、中身は硬式球と同じ構造というハイブリッドベースボールは、近年は甲子園を使った全国大会、全日本大学準硬式野球東西対抗日本一決定戦甲子園大会(以下、甲子園大会)を開催している。
2025年も開催することが決まっており、今回で4回目となる。今年は11月21日に甲子園で試合が予定されており、その前に3日間の遠征が組まれていることが発表されている。大学準硬式最大の大会に向けた打ち合わせが24日、札幌市内で開催された。
第1回から尽力している杉山智広など連盟関係者、さらに今大会の学生リーダーである田中優乃(慶応大)、さらには昨年の学生リーダーだった鈴置結希奈(大阪教育大)などプロジェクトチームが一堂に集結した。
「今年は変化をテーマにしたいと思う」と学生リーダー・田中が語ったように、打ち合わせでは大会期間中に着用するウエアの変更をはじめ、これまでの3回では実施しなかった新たな変革を現場からの意見として提案。そこに対して連盟関係者も提案を尊重しながらも、見直しが必要な部分については正直な意見を伝えた。
この点については前回の学生リーダーだった鈴置は、連盟関係者のおかげだという。
「理事の方から“学生メインだから、言い争いになってもいい”と話してくれて、議論になることを許してくれる。聞き入れてくれる。そのおかげで、今年は前回より早く動き出したこともあって、いろんな挑戦をすることが出来ていると思います」
互いが意見をぶつけ続けたこともあり、打ち合わせは予定の時間を超えておよそ90分に及んだ。ただこれは双方が甲子園大会での成功という同じ方向に進むから。そして真剣だからこそだろう。
本番は11月21日。果たして今大会はどうなるのか。今年も準硬式という組織の熱量が目一杯こもった1日になることを楽しみにしたい。