MVPの最有力候補である大谷だが、投手としての現状が悪影響を及ぼすのか(C)Getty Images ドジャース・大谷翔…

MVPの最有力候補である大谷だが、投手としての現状が悪影響を及ぼすのか(C)Getty Images
ドジャース・大谷翔平の3年連続4度目のMVPを阻む存在として、フィリーズの外野手、カイル・シュワバーの名が挙げられている。
実際にシュワバーと大谷はナ・リーグで本塁打争いを繰り広げており、海外スポーツメディア『YARDBARKER』は、大谷の前に「ある意外な強打者が立ちはだかっている」と伝えている。
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記事では「シュワバーは実のところ、平均打率をあまり上げていない。通算打率は.232、シーズン最高打率は.266だ」と指摘した上で、「通常、主要な指標全てにおいてバランスが取れていない選手は、MVP候補としてあまり考慮されない。しかし、ナショナルリーグのMVPレースは、オオタニとシュワバーの争いに終始しつつあるようだ」と記した。
「今シーズン、パワーと打率の両方に優れた打撃ができる選手は多くいない。現在、ナショナルリーグには通算30本塁打以上、打率.290以上の打者はいない」と、大谷とシュワバーのどちらかがMVPにふさわしいと見ているようだ。
その上で「主要なデータにおいて、この2人のスター選手はトップかそれに近い位置にいる。そして、オオタニのデータが昨年の圧倒的な成績から大きく遅れをとっているという事実は、シュワバーにとって有利に働くばかりだ」と、大谷が昨年よりも数字上では低下していると伝えている。
今季、大谷は投手復帰を果たしたが「彼はまだ4.2イニング以上投げた試合がなく、シーズン終了までに本来の調子を取り戻せるかどうかは不透明だ。これがMVP候補としての彼の立場に悪影響を与えるかどうかはまだわからないが、彼が成長しない限り、それは間違いなくプラスにはならないだろう」と、ここまでは10試合に登板して防御率4.61と完全復活には至っていない。
投手としての成績を除けば「オオタニは現時点でMVPの最有力候補だ」としつつも、「シュワバーがはるかに後れを取っていると言うのは誇張だろう」と、MVP争いは最後までわからないという結論のようだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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