【MLB】パドレス 5-1 ドジャース(8月23日・日本時間24日/サンディエゴ) 【映…
【MLB】パドレス 5-1 ドジャース(8月23日・日本時間24日/サンディエゴ)
【映像】クセ強ピッチャー、超真面目に“降板拒否”リアクション
それは、大谷と勝負したいという意志の表れだったのだろうか。ドジャースの大谷翔平投手がパドレス戦に「1番・DH」で先発出場すると、対戦相手のコルテス投手が第3打席の前に思わぬ挙動を見せて話題となっている。
パドレスが3-0とリードして迎えた6回表、ここまでパーフェクトピッチングを披露していたコルテスは、1死からロハスにこの試合初ヒットを許した。しかしそれでも動揺することなく、続くケネディをセンターフライに打ち取り、2アウトに。そして打席には大谷という場面。試合前の時点での両者の対戦成績は12打数2安打で、本塁打はなし。球数も78球と、まだ余力を感じられる局面ではあったものの、パドレスベンチは交代を検討していた。
しかし、コルテスはまさか交代とは思わず、驚いた様子でビクッと反応。まだ投げたい、という意思表示とも取れるリアクションを見せた。シルト監督はその姿に心を動かされたのか、一度はベンチを出て交代を告げようと動きかけたものの続投を決断して引き返し、ベンチに戻って手を叩いてコルテスを鼓舞したのだった。
ドジャース専門メディア「ドジャースネーション」のノア・カラムス記者もこの場面に反応し、「シルト監督はコルテスを降板させようとしたが、コルテスは大谷と対戦するために拒否した」とSNSに投稿している。
コルテスにとっては"降板拒否"までして打たれたら目も当てられない──そんなプレッシャーのかかる場面だったものの、この局面はカウント1-1からセンターフライに打ち取り、見事に役割を果たした。
"幻惑投法"でも知られ、かつて大谷が思わず苦笑いしながらタイムを取ったエピソードもある"クセ強"投手のコルテス。ヤンキース時代の2022年には12勝を挙げた実績を持つ先発左腕だ。今季はブリュワーズで開幕を迎えた中で、7月末のトレードデッドラインでパドレスに加入。まさに優勝を狙うための重要なピースとして迎え入れられたのだ。
その期待に応えるように、大事な首位攻防戦で6回無失点と好投。この日、移籍後初勝利をマークした。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)