サッカー女子日本代表、なでしこジャパン期待の21歳FW松窪真心が決めた美しいループ弾に称賛の声が集まった。 現地時間2…

 サッカー女子日本代表なでしこジャパン期待の21歳FW松窪真心が決めた美しいループ弾に称賛の声が集まった。

 現地時間22日、アメリカのナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)の第17節が行われ、ノースカロライナ・カレッジとシカゴ・スターズの一戦は、点の取り合いの末に3-3のドローに終わった。その試合の先制ゴールが、ノースカロライナ・カレッジの背番号34、松窪だった。

 後半4分だった。ノースカロライナ・カレッジのアシュリー・サンチェスが相手陣内ボールを奪い、DFラインの裏スペースに送ると、素早い反応で走り出していた松窪は完全に抜け出す。ボックス手前でボールに追いついた松窪は、前に出てきた相手GKに対して、右足でボールの下をすくい上げてのループシュート。フワリと高く舞い上がったボールは、GKの頭上を越え、そのままゴールマウスに吸い込まれた。

 松窪にとってこれが今季5得点目。この“GKノーチャンス”の美しく完璧な高弾道ループ弾を、NWSLの公式エックス(旧ツイッター)は「マナカ・マツクボのようなチップショットがあれば、ゴルフクラブは必要ないね」とシャレた文言で紹介した。

■「真心マジック。技ありのゴール。」

 惜しくも勝利はつかめなかったノースカロライナ・カレッジだったが、松窪のループ弾には日本のファンも反応。SNS上には「チップキックが少し強くてクロスバーを超えるかと思ったけど、ぎりぎり入った。」「松窪選手ゴール!お見事」「最高の抜け出しに美しいループシュート!」「最高の抜け出しと、エグいループ。出し手も素晴らしい。」「真心マジック。技ありのゴール。」と称賛のコメントが寄せられた。

 今年7月に21歳となった松窪は、JFAアカデミー福島育ちで、マイナビ仙台レディースでプレーした後、2023年7月からNWSLのノースカロライナ・カレッジでプレーしている。日本代表では、アンダー世代の代表として活躍し、今年2月のシービリーブズカップで、なでしこジャパンデビュー。ニルス・ニールセン監督も期待を寄せるアタッカーの成長が、ますます楽しみだ。

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