甲子園の砂を笑顔でかき集める沖縄尚学ナイン(C)産経新聞社 手に汗握る好勝負だった。8月23日、甲子園球場で第107回全…

甲子園の砂を笑顔でかき集める沖縄尚学ナイン(C)産経新聞社

 手に汗握る好勝負だった。8月23日、甲子園球場で第107回全国高校野球選手権大会の決勝が行われ、沖縄尚学が日大三に3-1で勝利。沖縄県勢では、2010年の興南以来となる全国制覇を果たした。

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 真夏の頂上決戦を制し、全国の頂点に立った沖縄尚学。末吉良丞と新垣有絃の2年生投手の見事な継投で、強打の日大三を寄せ付けなかった同校ナインは、快哉を叫んだ応援スタンドからの声援を受け、充実感に満ちた表情を浮かべた。

 閉会式後のグラウンドでは感動的な光景が広がった。高校野球では、負けて甲子園を去るチームが涙を浮かべてベンチ前の砂を集めるのが、ある種の“風物詩”ともなっているのだが、沖縄尚学ナインは笑顔で甲子園の砂を集めたのだ。

「俺ら優勝どー!」
「日本一の土どー」
「元取れた」
「これ宜野座の公園に撒くぞ」
「俺は宜野湾公民館に撒く」

 口々に喜びの声を漏らす選手たちの声は、中継カメラに収められ、X(旧ツイッター)上でも話題沸騰となった。通常なら聞けない勝者の高校生らしさもある“ほっこりした会話”に「会話がうちなーんちゅすぎる」「土を沖縄に持って帰れる優勝は本当に嬉しい」「甲子園の土って勝ったほうも持って帰る風習だったの?」「下級生と上級生の仲ええ」「美しい光景」といった反響が目立った。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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