出場機会が増えてきた小笠原。短いイニングで結果を積み重ねて来季につなげたい(C)Getty Images ルーキー左腕の…

出場機会が増えてきた小笠原。短いイニングで結果を積み重ねて来季につなげたい(C)Getty Images
ルーキー左腕のパフォーマンスが注目を集めている。
ナショナルズの小笠原慎之介が現地時間8月20日、本拠地で行われたメッツ戦で3番手として登板し、打者3人をノーヒットに抑え初ホールドを記録した。5-4とリードして迎えた試合終盤、自身に任されたイニングできっちりと仕事をこなし、勝利に貢献した。
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シーズン後半にメジャー再昇格を果たして以降、少しずつ実績を積み上げている小笠原。そのピッチングには現地メディアからも称賛の声が上がっている。ナショナルズやオリオールズの試合中継を手掛けるスポーツ専門放送局『mash』が8月21日、公式サイト上において小笠原の特集記事を掲載。その中では、「ここ2週間の間にオガサワラは、誰も予期しなかった役割を任されるようになり、しかもそこでしっかりと成果を出している」などと振り返っている。
さらに、勝ちパターンとして起用されたメッツ戦でのピッチングにフォーカス。「その最も劇的な場面が訪れたのは水曜の夜だった。ナショナルズが1点リードで迎えた7回表、オガサワラにマウンドが託された。彼は、リンドーア、ソト、マルテという強打者3人を三者凡退で退け、5-4のリードを守り抜いた。そしてこのリードは試合終了まで保たれた」として、好リリーフの内容を綴っている。
また同メディアは、小笠原がチーム加入当初より担っていた先発では好結果が残せなかったと説きながら、後半戦でのここまでの活躍を踏まえ、「短いイニングでの起用の方がはるかに効果を発揮している」と強調。
他にも、チームを率いるミゲル・カイロ暫定監督による、日本人サウスポーを称えるコメントも紹介。「彼は使命感に燃えている。情熱とエネルギーが素晴らしい。マウンドに送り出すときに求めているのは、まさにあのような姿だ」と賛辞が並んだ。
22日のフィリーズ戦ではJ.T.リアルミュートにソロアーチを浴びたものの、大事な場面で出場機会が与えられるようになったのは、本人とって間違いなく前進だ。ルーキーシーズンを良い形で締め括るためにも、リリーフという新に掴みかけているポジションで、27歳は貪欲にさらなる結果を追求していく。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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