◇国内女子◇CAT Ladies 2日目(23日)◇大箱根CC(神奈川)◇6652yd(パー72)◇晴れ(観衆2778…
◇国内女子◇CAT Ladies 2日目(23日)◇大箱根CC(神奈川)◇6652yd(パー72)◇晴れ(観衆2778人)
前週「NEC軽井沢72」に続き、2週連続で鈴木愛は最終組で最終日を迎える。ピン手前3.5mにつけた最終18番(パー5)をバーディ締めし、首位と1打差の通算8アンダー2位につけた。
「最後はエリア的にはいいところに乗ったほうだけど、最後1mぐらいのところにあるコブでどれくらい曲がるかなって。読み通りに転がってくれて良かった」とわずかに左に切れるラインを読み切って拳を握った。
首位でスタートした2日目は19歳のルーキー入谷響と21歳の櫻井心那とともに最終組から出た。31歳の鈴木に対して年齢が10歳以上下の2人はともに年間のドライビングディスタンスでも上位に入る飛ばし屋の選手。今季260.07yd(全体2位)の入谷と251.86yd(同11位)の櫻井に挟まれ、「もうみんなパワーが違いすぎる」と自身は239.47yd(46位)だけに若い世代の勢いに圧倒された。
それでもパッティングを武器に2017、19年シーズンと2度にわたって年間女王に輝いた。グリーン上での勝負は誰よりも得意としてきた自信がある。「飛距離はもう全然無理だなって思うけど、でもスコアでは負けない気持ちはある」と言い切った。「賞金女王時代の時よりもレベルを維持できているのか落ちているのか分からないけど、でも今の若い子たちが出てきて(全体の)レベルが上がっているのは間違いない」
硬く仕上がったグリーン上で何よりも気を付けるのは「なるべく真っすぐで上りのラインにつけるように」と24年「Vポイント×ENEOS」以来の21勝目、今季初優勝へ力を込めた。
また最終組から出て8位で終えた前週の反省も生かしたいところ。「久しぶりに優勝争いで緊張して戦えた。最終組はこういう雰囲気でやっていたんだというのを思い出させてもらったので、あしたも緊張はあると思うけど緊張感あるのも好きなので楽しみながら頑張りたい」と意気込んだ。(神奈川県箱根町/石井操)