(23日、第107回全国高校野球選手権大会決勝 沖縄尚学3―1日大三) 最後の最後に沖縄尚学らしい守備が出た。九回1死一…
(23日、第107回全国高校野球選手権大会決勝 沖縄尚学3―1日大三)
最後の最後に沖縄尚学らしい守備が出た。九回1死一、三塁。遊撃手の真喜志拓斗が、ハーフバウンドの強烈な打球を体を張って止める。すぐに拾ってトスしたボールは二塁手から一塁手へ。併殺で日本一が決まった。
堅守はチームの代名詞。無失策で沖縄大会を制し、甲子園でも準々決勝まで失策は一つだけだった。しかし、準決勝は4失策と乱れた。慌てず、普段通りのプレーをという思いで決勝に臨んだ。
チームには好投手がいる。しっかり守れば勝てるんだと、強い打球のノックを受け続けてきた。真喜志は「みんなで1年間やってきたことを、最後に見せることが出来た」。そう胸を張った。