<第107回全国高校野球選手権大会:沖縄尚学3ー1日大三>◇23日◇決勝◇甲子園 2年生で4番を任された田中 諒内野手(…

<第107回全国高校野球選手権大会:沖縄尚学3ー1日大三>◇23日◇決勝◇甲子園

 2年生で4番を任された田中 諒内野手(3年)は5試合で18打数8安打、2本塁打、5打点。打率.364と好成績を残したが、惜しくも優勝に届かなかった。

 潮目が変わったのは主将の一言だった。今春東京都大会の準決勝、同校は東海大菅生に3対4と惜敗し、関東大会出場を逃した。負けた悔しさを切り替えられずにいた田中は、「「メンタル的にイライラしていて、負けた悔しさが入り混じっていました」と直後の練習試合でも精彩を欠き、凡打の山を築いた。

 そんな悩める主砲を救ったのが本間 律輝外野手(3年)だ。「『お前が4番なんだから』と言われました。あの言葉のおかげでここまでこれました」。それ以来、「自信も自覚も出てきた」という田中は、自他ともに認める名門の4番打者として成長していった。

 迎えたこの夏は西東京都大会で打率.381の高打率を記録。準決勝の八王子戦ではサヨナラ2ランを放つなど、勝負強さを見せつけ2年ぶり夏の甲子園出場に貢献していた。甲子園に入っても初戦の豊橋中央戦では決勝点となるソロホームラン、15年ぶりの「東西東京対決」でも今大会2本目のアーチを甲子園に描いた。

 三木 有造監督も「結果で一喜一憂しなくなったのが成長点です」と大会期間中に精神面の成長を評価していた。新チームでも主砲として活躍が期待される田中。来年の東京都をけん引する強打者となりそうだ。