オランダ1部のアヤックスへの移籍が発表されたサッカー日本代表DFの板倉滉。その古巣・ボルシアMGが公開した、仲間たちと…
オランダ1部のアヤックスへの移籍が発表されたサッカー日本代表DFの板倉滉。その古巣・ボルシアMGが公開した、仲間たちとの“お別れハグ”惜別動画がファンの感動を呼んでいる。
J1川崎フロンターレの下部組織育ちの板倉は、2019年1月にマンチェスター・シティと契約を交わし、オランダ1部フローニンゲンへ期限付き移籍した。その後、ドイツ2部シャルケでのプレーを挟んで、2022年7月にドイツ1部のボルシアMGへ完全移籍。3シーズンに渡って守備の要として活躍して実績を残してきた。
迎えた今夏の移籍市場ではさまざまな憶測が飛び交ったが、板倉は最終的にオランダの名門で、今シーズン欧州チャンピオンズリーグへの参戦も決まっている昨季リーグ2位のアヤックスへの移籍を決断した。そして、さっそく背番号4でのユニフォーム姿も披露している。
その板倉を、ボルシアMGは快く送り出した。板倉はオランダ行き直前に、ボルシアMGのクラブハウスを訪れると、苦楽をともにしたチームメイトたち、さらにスタッフたち一人一人とあいさつし、お別れのハグを交わした。そして、かわいがっていた弟分である福田師王に対しては「My son! My brother!」と、優しくほほ笑んだ。そして最後は、自ら愛車のハンドルを握り、颯爽とドイツを後にしている。
■「滉選手、愛されてますね」
この板倉の“お別れシーン”をボルシアMGがクラブ公式SNSで公開すると、現地ドイツ人ファンから多くの反応があり、さらに日本人ファンからも次のようなコメントが寄せられた。
「ありがとう!」
「さようなら!街に来たら飲みに来てください!」
「滉選手、愛されてますね」
「愛されていたんだなあ」
「フローニンゲンもシャルケもボルシアMGもチームメイトやスタッフから板倉選手が愛されていたのが分かるから、ボルシアMGの最後の動画は泣く」
プロのサッカー選手である以上、移籍は日常であり、別れも宿命だ。だが、古巣サポーターにとっては、チームで活躍した選手が去ることは悲しい出来事だ。それでも永遠の別れではない。これまで、どのチームからも愛されてきた男は、ボルシアMGでも愛され続けることだろう。