◇米国男子プレーオフ最終戦◇ツアー選手権 2日目(22日)◇イーストレイクGC(ジョージア州)◇7440yd(パー70…

レギュラーシーズンもプレーオフシリーズも1位に君臨するスコッティ・シェフラー

◇米国男子プレーオフ最終戦◇ツアー選手権 2日目(22日)◇イーストレイクGC(ジョージア州)◇7440yd(パー70)

PGAツアーで2007年に始まった年間ポイントレース、フェデックスカップは19年目のプレーオフシリーズが間もなく終わる。今大会終了後はフェデックスカップ・フォールとして日本開催の「ベイカレントクラシック」(10月/神奈川・横浜CC)を含めた秋季シリーズを実施。翌シーズンの残された出場権争いが激しさを増す。

フェデックスカップは別のボーナスが年々増額され、各大会の賞金とは別に、2025年はシーズンで総額1億ドル(約146億8562万円)を争う。昨年までは「ツアー選手権」終了後に最終的なポイントランキングに基づくボーナス額が決まっていたが、ことしの本大会は昨年までのポイント及びスタート時のストローク差のハンディキャップが撤廃されたことに伴い、一部の分配額を決定する時期に変更があった。

レギュラーシーズン最終戦「ウィンダム選手権」終了時にトップ10に入った選手には総額2000万ドル(約29億3712万円)が支払われた。1位だったスコッティ・シェフラーは1000万ドル(約14億6844万円)を獲得。さらにプレーオフシリーズ第2戦「BMW選手権」終了時点のトップ30にも総額2292万5000ドル(約33億6676万円)を分配、ここでも1位だったシェフラーは500万ドル(約7億3422万円)を加えた。ランク23位の松山英樹は23万ドル(約3377万円)を手にした。

また、レギュラーシーズンにはフェデックスカップとは別のボーナス制度、総額4000万ドル(約58億7439万円)の「コムキャストビジネスツアートップ10」がかけられており、シェフラーはそこでも800万ドル(約11億7487万円)をゲット。ざっと計算すると、出場しなかった「ウィンダム選手権」終了後から、「BMW選手権」までの2週間あまりで、ボーナスだけで2300万ドル(約33億7742万円)を得たことになる。

この金額に、プレーオフシリーズ初戦の「フェデックスセントジュード選手権」3位による賞金116万ドル(約1億7035万円)、BMW選手権の優勝賞金360万ドル(約5億2864万円)は含まれていない。

総額4000万ドル(優勝1000万ドル)がかかるこの最終戦を前に、30人のエリートはすでにビッグマネーを獲得している。(ジョージア州アトランタ/桂川洋一)