大谷の活躍ぶりを日々間近で見つめているプライヤー投手コーチ(C)Getty Images 大谷翔平(ドジャース)が見せつ…

大谷の活躍ぶりを日々間近で見つめているプライヤー投手コーチ(C)Getty Images
大谷翔平(ドジャース)が見せつける異能さは百戦錬磨の指導者も驚かせる。
その隠しようがない胸の内を明かしたのは、ドジャースのマーク・プライアー投手コーチだ。米スポーツ専門局『ESPN』の元記者であるダン・パトリック氏がホストを務める米ポッドキャスト番組『The Dan Patrick Show』に出演した際に、間近で見つめてきた二刀流スターの異次元ぶりを語った。
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2018年から指導者としてドジャースで従事するプライヤー投手コーチ。数多のスター投手たちを支えてきた目利きにとっても、お茶の間をも感心させるパフォーマンスを生む大谷の身体能力は、やはり次元が違うという。
パトリック氏から「ショウヘイ・オオタニの投球スタイルは、あなたから見て、誰を思い起こさせる?」と問われたレジェンドコーチは、「いや、彼のように打撃でもあれだけの活躍をする投手はいない。だから誰とも比べられない」とキッパリ。その上で自身の考える「投手・大谷」の理想形を絞り出した。
「しいて言うなら少しだけノーラン・ライアンを思い起こさせる気はする。我々の世代ならよくわかると思うけど、ショウヘイは全力で真っすぐを投げようと思えば、とんでもないボールを投げられる。彼が本気を出せば、100マイル(約160.9キロ)の真っすぐだけで打者を差し込むんだ」
実に興味深い比較だ。独特な表現で大谷の才覚を評したプライヤー投手コーチは、こうも続けている。
「このリーグには、いわゆる速球派は山のようにいる。だから球速そのものに昔ほどの驚きはなくなっている。でも、彼の場合は他の投手とは違うんだ。本当に突然、100マイル、101マイル(約162.5キロ)、102マイル(約164.1キロ)と投げ始めるんだ。
その姿は我々が子どもの頃に見ていたノーラン・ライアンそのものだ。『ストレートが来るぞ』と分かられていても、『打てるものなら打ってみてよ』という感じで勝負に出る。私は彼を純粋にかっこいいと思うし、一人の野球ファンとしても彼のプレーを見ることは素晴らしい経験だと感じている」
さらに打者としても「調子に乗った時は、打てない球は存在しない」と強調したプライヤー投手コーチは、「本当に異常なレベルだよ。心からそう思う」と強調。最後の最後まで日々目の当たりにしている天才に脱帽しっぱなしだった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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