J1リーグ第27節を前に、サンフレッチェ広島のファンとともに前節のガンバ戦の1-0勝利を回顧。その先制点にして、決勝点…
J1リーグ第27節を前に、サンフレッチェ広島のファンとともに前節のガンバ戦の1-0勝利を回顧。その先制点にして、決勝点を叩き出した大卒ルーキーFW中村草太のスーパーゴールの余韻にひたりつつ、東京ヴェルディ戦での活躍に期待したい。
エディオンピースウイング広島での試合。この日、試合開始から左シャドーの位置に入ると、0-0で迎えた前半19分だった。
まず、パスが見事だった。自陣右サイドでボールを保持した塩谷司が、前線の動きを見ながら絶妙なタイミングでカーブをかけたロングパスを送る。このボールが、相手DFラインとの駆け引きした1トップFWジャーメイン良の裏へ走り込んだ中村の足元へピシャリと届いた。
そこから中村が魅せる。後方からのスピードのあるボールを左足の裏でトラップ。ピタリと足元にボールを収めると、流れるような動きでの右足アウトサイドシュートを放ち、前に出てシュートコースを防いだ相手GK一森純の股の間を抜いて、ゴールに流し込んだのだ。
■「これ今シーズンのベストゴールでええやろw」
高レベルのパス、トラップ、シュートで生まれた電撃的なスーパーゴールに対して、SNS上には次のようなコメントがあふれた。
「この塩谷のパス!!中村のトラップからの股抜き!!!なんじゃこりゃー!!!」
「パーフェクトプレー×3のゴラッソでした」
「広島の神降臨」
「これが紫のワンダーボーイ・中村草太」
「これ今シーズンのベストゴールでええやろw」
明治大学で関東大学リーグ2年連続得点王&アシスト王の黄金ルーキーは、今年7月のE-1選手権で日本代表デビューを飾り、ゴールを決めて自らの実力をアピールした。リーグ戦では、これが今季4得点目だが、インパクトは絶大。東京ヴェルディ戦での2戦連発はあるか。この第27節を入れて残り12試合、22歳のさらなる進化に期待したい。