「スイス・インドア」(10月23日~10月29日/スイス・バーゼル/室内ハードコート)決勝で、過去7回タイトルを獲得した第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)と、2012年と2013年に優勝している第4シードのフアン マルティン・デル …

「スイス・インドア」(10月23日~10月29日/スイス・バーゼル/室内ハードコート)決勝で、過去7回タイトルを獲得した第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)と、2012年と2013年に優勝している第4シードのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)が対戦中。フェデラーが6-4で、第2セットを取り返した。

第2セットもギリギリの攻防が続く。第3ゲームに少しリズムを崩したフェデラーは、ダブルフォルト、ドロップショットミスと続き、ブレークポイントを握られるピンチ。しかし、そこからはサービスエースを決めてセーブ。すると続く第4ゲーム、今度はフェデラーにブレークのチャンスが。必勝パターンで前に詰めて決めたかと思った瞬間、珍しいボレーミスでデュースに。結局ここもデル ポトロがセーブし、なかなか思うようにいかないフェデラー。観客も何とか声援で彼を後押ししようとしていた。

フェデラーの珍しいシーンは続く。第5ゲーム、今度は2つのダブルフォルトを出し苦しいサービスゲームに。しかし対するデル ポトロも観客の動きが気になっているのか、突然フラストレーションを表に出し始めた。結局このゲームもキープしたフェデラーだったが、表情は明らかにイラついていた。

転機は勝負どころの第10ゲーム、ここしかないフェデラーは攻勢を強める。40-15とセットカウントを握り、千載一遇のチャンスをものにした。すると、会場からは悲鳴にも似た大きな歓声が上がっていた。

試合は現在、最終第3セットに進んでいる。(テニスデイリー編集部)

※写真は地元優勝を狙うフェデラー

(Photo by Harold Cunningham/Getty Images)