21日、沖縄尚学が山梨学院に5対4で逆転勝利を収め、初の決勝進出を決めた。 沖縄尚学の快進撃に地元の沖縄は大きく盛り上が…

21日、沖縄尚学が山梨学院に5対4で逆転勝利を収め、初の決勝進出を決めた。

 沖縄尚学の快進撃に地元の沖縄は大きく盛り上がっている。地元メディア、自治体のSNSでは熱戦を見守る人々の様子を映し出し、車社会の沖縄では試合中、国道から車が消えていた。それほど沖縄尚学の快進撃は沖縄県民から注目を集めている。

「これは15年前の興南の快進撃以来ですね」と声を弾ませるのが沖縄中央ポニーの上原正吾監督だ。長く沖縄は甲子園で勝ち進めない時期が続いたが、2010年、興南が春夏連覇を達成した時は同じような現象が起こったという。

「興南以降、なかなか全国でも勝てなかった時期が続いたので、嬉しさで見ていると思います」

 沖縄尚学の試合中は店舗も営業活動も止めるほどだという。

 沖縄尚学の決勝進出を祝って、各航空会社が増便を発表。朝4時に集合し、朝5時に出発するツアーなものの、すぐに完売した。こうした飛行機の増便も2010年以来の現象だ。上原監督は「私の知人からも『すぐに売り切れてしまった』と嘆く声が聞かれます」と答える。

 23日に決勝戦に臨む沖縄尚学は沖縄県民に甲子園優勝を届けることができるのか。