◇国内女子◇CAT Ladies◇大箱根CC(神奈川県)◇6652yd(パー72)◇タイトリストから新しいウェッジが7…
◇国内女子◇CAT Ladies◇大箱根CC(神奈川県)◇6652yd(パー72)◇
タイトリストから新しいウェッジが7月に発売された。「SM10」の後継?いやいや、「ボーケイ フォージド」の新モデルだ。SMシリーズに比べて軽い上にややグースがあり、素材も軟鉄で軟らかい。国内向けモデルとうたうだけあって、日本人好みのウェッジとして根強い人気がある。女子ツアーでも使用選手がチラホラといることをご存じだろうか。
何を隠そう、あの西郷真央もファンのひとり。4月の米メジャー「シェブロン選手権」優勝時もロブウェッジ(58度)は23年モデルのボーケイ フォージドだった(50、54度はSM10)。6月「ヨネックスレディス」で優勝した高野愛姫は50、54、58度のウェッジ3本とも同シリーズで、笠りつ子も昔から愛用している。
新モデルはどのように進化しているのか。タイトリストのツアー担当者は「振りやすさとスピン性能を適正化するために各番手で重心位置が違います。打感の柔らかさ、グースによるつかまりの良さ、構えたときの安心感など、(シリーズの特長も)さらに進化しています」と説明。今回からソールの種類が増え、58、60度にSMシリーズで需要が多かったKグラインドのバウンス8度モデルがラインアップに加わった。
気になる選手の反応を取材してみると、天本ハルカが50、54、58度をテストして投入を検討していた。「打感が柔らかくていいですね。もともとグースのある顔が好きなので、この感じは好き。軽めなので、そこも気に入っています」。46、52度のボーケイフォージドを入れていた高木優奈も同じロフトの新モデルを試していた。「いきなり打って縦距離がしっかり合ったので、違和感なく変えられそう。もう少し重さのバランスを調整してから使います」と高評価だった。
ほかにも高野、笠、櫻井心那、イ・ナリ(韓国)がテスト中。試合での使用状況など、情報をアップデートしてお伝えしたい。(神奈川県箱根町/服部謙二郎)