ベンチで、リラックスしながら、笑顔を見せた大谷(C)Getty Images 激闘必至の首位攻防3連戦を前に、偉才に束の…

ベンチで、リラックスしながら、笑顔を見せた大谷(C)Getty Images

 激闘必至の首位攻防3連戦を前に、偉才に束の間の休息が与えられた。

 現地時間8月21日に敵地で行われたロッキーズ戦をドジャースの大谷翔平は“休養”。産休制度に相当する「父親休暇リスト」に入った4月18、19日以来の欠場となった。

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 現地時間8月22日からは敵地でパドレスとの首位攻防戦が控えている。そのためにドジャース側も万全を期する決断を下した。先発登板した前日の試合で4回5失点で今季初黒星を喫した大谷は、痛烈なライナーが右太ももを直撃するなど状態が不安視されたが、この日はダグアウトでは笑顔を見せるなど、リラックスした雰囲気を感じさせた。

 単なる「休養」を理由とした欠場は、昨年5月1日以来の出来事であった。実際、今回の欠場も「僕から(休養を申し出た)というわけではなく、フロントもそうですし、監督とも話しながら、このタイミングがいいんじゃないかということで」と語る通り、チームの判断によるところが大きかった。

 球界屈指のタフネスであり、“休まない男”を、ドジャースはどう止めたのか。その一端を他でもないデーブ・ロバーツ監督が明かしている。試合前に地元局『Sports Net LA』などの取材に応じた指揮官は、こう漏らした。

「(大谷には)ゆっくり寝て、遅れて来ていいと言った」

 さりげない一言だった。その言葉はネット上でも小さくない注目を集めた。米紙『Los Angeles Times』のビル・プランケット記者が自身のXでロバーツ監督のコメントを「これはおそらくオオタニが二度聞く必要がないアドバイスだ」と伝えると、これにファンも反応。「ヘイターたちは彼を怠け者と呼ぶだろうか」「12時間ぐらい寝たんだろうか」「これは良い起用法だ」「たまには休まなきゃ人間じゃない」といった指摘が目立った。

 果たして、今回の休養によってリフレッシュしたであろう大谷は、明日からのパドレス戦でいかなるパフォーマンスを見せつけるか。相手先発はダルビッシュ有が予告されているだけに興味深い一戦となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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