この夏、甲子園出場を果たし、大会途中で辞退した広陵は学校ホームページにて、指導者交代、今後の体制、現状を説明した。 まず…

この夏、甲子園出場を果たし、大会途中で辞退した広陵は学校ホームページにて、指導者交代、今後の体制、現状を説明した。

 まず90年から35年間、監督を務めた中井 哲之監督と中井淳一部長は辞任し、監督にはコーチだった松本 健吾氏、部長には教諭の瀧口 貴夫氏が就任する。

 さらに野球部員全員に対するアンケート調査を実施し、現1年生及び現2年生に暴力、いじめ等の問題がないことを確認し、広島県高野連に報告した。

 この調査結果により、23日から開催される令和7年度秋季地区大会に出場することを表明した。

 広陵は30日に油木と世羅の勝者と対戦する。31日の代表決定戦にも勝利すれば、県大会出場が決まる。広陵の会場のみ公表されていない。指導体制変更に合わせて広陵は、学校改善検討委員会の準備も進めていることも文書で報告した。

「なお、本校寮内での暴力事案について、本校硬式野球部の体質、過去の暴力・暴言等の有無の問題もご指摘いただいております。これらに対する体制整備と抜本的改革を目指し、外部の学識経験者と、本法人の役員・評議員から本校卒業生及び本校野球部在籍経験者を除いた者により構成する『学校改善検討委員会』を設置し、第三者視点からの検討を学校運営に反映させることといたしました。

 近日中に委員を確定し、初回の検討委員会の開催をご報告いたします」

 監督、部長を交代させた体制で秋の大会に臨み、体質改善へ向けて、検討委員会を設置した広陵野球部の行く末が注目される。