コンフォートは苦しい打席内容が続いている(C)Getty Images ドジャースは現地20日に行われたロッキーズ戦に3…

コンフォートは苦しい打席内容が続いている(C)Getty Images
ドジャースは現地20日に行われたロッキーズ戦に3-8と敗れた。
高地に位置し、打球が飛びやすいとされる「打者天国」のクアーズフィールドで、「1番・投手」で先発した大谷翔平は4回9安打5失点と打ち込まれて、珍しく感情をあらわにするシーンもあった。
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またポストシーズンに向け、負けられない戦いが続く中、打者のラインアップで厳しい目を向けられている選手もいる。
今季からチームに加わったマイケル・コンフォートがその人。コンフォートは今季1年1700万ドル(約25億円)で加入しながら、ここまでの成績は110試合に出場、打率.188、9本塁打、27打点(日本時間21日現在)と年俸に応じた周囲の期待には応えられていない。
起用を続けるデーブ・ロバーツ監督にも批判の矛先が向けられる中、厳しい目を向けたのはドジャース専門メディア『Dodgers Way』だ。
これまでもコンフォートのパフォーマンスを糾弾してきた同メディアは「ロバーツの激しい愛情だけでコンフォートを復活させることは不可能」とタイトルカットがつけられた記事の中で、コンフォートの獲得が「悲惨な失敗であったことは否定できない」「オフシーズンにチームが彼に投資した1700万ドルの契約にはほとんど応えられていない」「ベテラン外野手の生産性の低さが、チームにとって耐えがたいものになっている」と厳しい論陣を張った。
その上で同メディアは「しかし、あの荒れたパフォーマンスにもかかわらず、ロバーツ監督はコンフォートを起用することをやめていない」としながら、記事の中では現在、左翼候補のキケ・ヘルナンデスも故障離脱中など、外野布陣が不足していることにも触れている。
ロバーツ監督も粘り強く起用を続けているものの、「今では誰もが、ドジャースのロースターで貢献できていないかを知っている」「8月20日。もう、時間切れだ」と"最後通告"を行った。
実際に「6番・左翼」で現地20日のロッキーズ戦に先発したコンフォートは左飛、一ゴロ、三ゴロ、空振り三振の4打数ノーヒット。守備では中継プレーがうまくいかず、失策も記録されるなど攻守で精彩を欠いた。
最近はナショナルズからトレード加入したアレックス・コールが現地19日のロッキーズ戦に「7番・左翼」で先発、移籍後初アーチとなる4号ソロを含む4安打をマークするなど、勢いを示してきた。
すでにウェーバーの可能性もささやかれ始めた32歳外野手は起死回生の活躍をここから示せるか。引き続き、注目の存在となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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