(21日、第107回全国高校野球選手権大会準決勝 沖縄尚学5―4山梨学院) 沖縄尚学が中盤の驚異的な集中力で逆転勝ち。3…

(21日、第107回全国高校野球選手権大会準決勝 沖縄尚学5―4山梨学院)

 沖縄尚学が中盤の驚異的な集中力で逆転勝ち。3点を追う六回、宜野座、比嘉、安谷屋の3連打などで追いつくと、七回は比嘉の適時打で勝ち越し。相手左腕の低めの変化球を攻略した。先発の左腕末吉は六回途中4失点と苦しんだが、救援した新垣有がストライク先行の投球で3回3分の1を2安打無失点に抑え、勝利を呼び込んだ。

 山梨学院は五回に3本の単打を重ねるなど、打線の粘り強さが光った。九回は2死一、二塁としたが、あと一本が出なかった。(高億翔)

■決勝で東京勢と沖縄勢の対戦は初

 東京勢の決勝進出は東東京代表を含めると、前回大会(2024年)の関東第一に次いで2年連続。東京が東西に分かれた第56回(1974年)以降、西東京代表が決勝に進むのは第93回(2011年)の日大三以来、14年ぶり5度目。沖縄勢の決勝進出は第92回(10年)の興南以来15年ぶり4度目。これまで、第72回(90年)で天理(奈良)、第73回(91年)で大阪桐蔭、第92回で東海大相模(神奈川)と対戦した。