【明治安田J1リーグ】サンフレッチェ広島 0-1 ヴィッセル神戸(8月20日/エディオンピースウイング広島)【映像】佐々…

VARチェックのシーン

【明治安田J1リーグ】サンフレッチェ広島 0-1 ヴィッセル神戸(8月20日/エディオンピースウイング広島)

【映像】佐々木翔が大迫勇也を倒した瞬間

 注目の上位対決でDOGSO判定が物議を醸している。サンフレッチェ広島のDF佐々木翔が、ヴィッセル神戸のFW大迫勇也を倒したシーンでVARが介入。警告の判定が覆り退場となった場面に、ファンたちが様々な意見を口にしている。

 広島は8月20日、前倒し開催となった明治安田J1リーグ第30節で神戸とホームで対戦。問題のシーンはゴールレスで迎えた55分だった。左サイドからMF東俊希が出したパスが精度を欠き、これを大迫に奪われた。最終ラインの佐々木は、すぐに大迫に手をかけて大迫の突破を阻み倒したことで、荒木友輔主審はホイッスルを吹いた。

 このプレーに対して、荒木主審は佐々木にイエローカードを提示し、神戸にはFKが与えられた。解説の森﨑浩司氏は、「東選手のバックパスで、大迫選手が抜け出す形になった。佐々木選手もファウルで止めるしかなかった」とコメントした。

 しかし、神戸の選手たちはDOGSO(=決定的な得点機会の阻止)としてレッドカードを主張。実際、荒木主審はその後にVAR担当を会話し、OFR(オン・フィールド・レビュー)による映像確認となった。映像で当該シーンが確認され、何度もリプレイをチェックした結果、佐々木へのイエローカードは取り消しとなり、レッドカードが提示された。

判定に抗議する大迫

 このシーンについてはDOGSOの4つの要件(反則とゴールとの距離、プレー全体が相手ゴールに向かっているかどうか、守備側競技者の位置と数、ボールをキープできるまたはコントロールできる可能性)の全てを満たしていると見られる。それだけにSNS上のファンたちからも、「まぁこれは仕方ない」「これはドグソだなー」「文句なしで退場だよ」「うーん、これは擁護のしようがない」「佐々木やっちまった」など判定に納得の声が多く見られた。

 一方で、接触が決して強くなかったこともあり、「そもそもこの接触で転倒するほどなのか?」「佐々木があそこで手を使うのは間違いなく悪手だけど手握られただけで飛べる大迫は流石やな」「これは大迫がうまくやったな」「まぁ倒れるほどのことじゃないけどな」といった声も。しかし、「接触の度合いというより、あそこで手を出しちゃうのがだめ」「佐々木が一番わかってる顔してるやん。あそこで安易に手を出したらダメよ」「確かに倒れるほどの接触ではないが…まぁ妥当な判定だと思う」などの反響も出ていた。

 残り30分ほどを10人で戦った広島は、数的不利を感じさせない戦いを見せるも、87分にオウンゴールから失点。これが決勝点となり、0-1で黒星を喫している。この結果を受けて、暫定ながら神戸は2位に浮上し、広島は6位に転落している。

(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)