第75代横綱となった大の里関の昇進祝賀会が19日、しこ名の由来となった「大関・大ノ里」の出身地・青森県藤崎町で開かれた…

 第75代横綱となった大の里関の昇進祝賀会が19日、しこ名の由来となった「大関・大ノ里」の出身地・青森県藤崎町で開かれた。大の里関は「しっかりと稽古を積んでまた次の場所をしっかり頑張りますので、今後とも応援よろしくお願いします」と意気込みを語った。

 祝賀会は、大の里藤崎町後援会(会長=平田博幸町長)の主催で、町民ら約150人が参加。二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)と共に会場に入った大の里関は大きな拍手に迎えられた。

 記念品やご祝儀の贈呈の後、二所ノ関親方があいさつし、「番付は一つ上になったが、『相撲の神様』と呼ばれた初代大ノ里には到底及ばない。これからしっかり稽古を積んで、人間的に磨いて、少しでも近づけるよう厳しい指導をしていきたい」と話した。また、師匠の第59代横綱・隆の里(鳴戸親方)が、自身のしこ名を「稀勢の里」か「大の里」にと考えていたと聞いたことから、自分の弟子が強くなった時に「大の里」というしこ名を付けようと思っていたと明かした。

 大関・大ノ里が曽祖父の弟にあたる天内司さん(72)は、大の里関がしこ名を継いだことについて「町民として非常にうれしい。子どもでも親戚でもないが、相撲を見ているとハラハラドキドキする」。大の里関の今後については「相撲に向き合って、心技体を貫いてほしい」と期待を込めた。

 この日は、同後援会が昨年11月に贈呈した化粧まわしの返還も行われた。白地に真っ赤なリンゴがデザインされた化粧まわしは、横綱昇進に伴って、半年で役目を終えていた。二所ノ関親方は「ほぼ新品で状態が良いので、少しでも目にとまる所に置いていただけたら」と話した。(姫野直行)