大相撲の夏巡業「青森場所」が20日、青森市のマエダアリーナで開かれた。約3800人(主催者発表)が訪れ、力士たちの迫力…
大相撲の夏巡業「青森場所」が20日、青森市のマエダアリーナで開かれた。約3800人(主催者発表)が訪れ、力士たちの迫力のある取組や普段はなかなか見られない綱締めや髪結いの実演を生で堪能し、大きな拍手や声援を送った。
青森場所は青森朝日放送などでつくる実行委員会が主催。青森市内での開催は2年連続となった。力士のほか、行司や呼び出しなど170人が参加した。
五所川原市出身の尊富士関など青森出身の関取は参加しなかったが、しこ名を通じて青森と縁がある横綱大の里関にはひときわ大きな歓声が上がった。
大の里関と豊昇龍関の両横綱は取組の前、子ども力士に胸を貸した。大の里関はその後の取材に、「小さい子たちが大相撲の世界に入って盛り上げてくれたらうれしいし、頑張ってほしい」とエールを送った。
現役の力士との一番は子どもたちにとって大きな刺激になったようだ。田舎館村の田舎館相撲クラブで稽古に励む小学2年の工藤大輝さん(7)は熱海富士関に挑んだ。体重が自分の5倍近くある相手に勇気を持ってぶつかったが全く動かず、「岩みたいでびくともしなかった」。
この日の経験で将来の夢ができた。大相撲の世界に入って、再び熱海富士関と対戦することだ。「もっと力をつけて、いつか勝てるようになりたい。たくさん稽古して、ごはんもいっぱい食べて大きな体になる」。目を輝かせながら、そう語った。(野田佑介)