代打決勝タイムリーの中村晃は試合後にファンとハイタッチ(C)産経新聞社 ソフトバンクは8月20日の西武戦(みずほPayP…

代打決勝タイムリーの中村晃は試合後にファンとハイタッチ(C)産経新聞社

 ソフトバンクは8月20日の西武戦(みずほPayPayドーム)に5-4で競り勝った。同点の7回に代打・中村晃が右越え決勝二塁打。野村勇が右越え12号2ランで続き、突き放した。

【動画】鷹の必殺仕事人だ!中村晃の代打決勝タイムリーをチェック

 プロ18年目のベテランが試合を決めた。2-2の7回、一死二塁。小久保裕紀監督は代打で中村を起用した。西武3番手・山田陽翔の3球目のツーシームを拾い上げ、打球は前進守備だった右翼手の頭上を越えた。

 勝ち越しのタイムリー二塁打。通算1500安打まであと「3」と迫る一打は、値千金だった。塁上で何度もガッツポーズを繰り返した中村は、代走との交代後、一塁ベンチでナインと興奮気味にハイタッチを交わした。

 試合後はお立ち台に登場。中継した『DAZN』を通じたヒーローインタビューでは、「いいところでチャンスがあればと思って、準備していました」と振り返り、「毎回たくさんの声援をいただいているので、何とか期待に応えられるようにやっています。いいバッティングができたと思いますし、貴重な1点が入って、よかったです」と声を弾ませた。

 “必殺仕事人”とも言えるベテランの一打に、鷹党も大興奮。SNS上では「今年は勝負強さが光りまくってる気がするわ」「愛する男アキラ」「職人技にしか見えない」「結局、中村晃しか勝たん!!!」「やはり愛する男」「無条件に涙がぽろぽろでてくる」といった感激のコメントが殺到した。

 これでソフトバンクは貯金30に到達。21日の北海道への移動日を挟み、22日からエスコンフィールドで、2位・日本ハムとの首位攻防の3連戦に臨む。

 インタビューの最後に、中村は「福岡からも声援を送ってください」と本拠地のファンに呼びかけた。前回の同カードでも、11日に追加点の代打タイムリーを放っている背番号7。職人のバットは、北の大地でも輝きを放つ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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