佐々木の復帰はまだ先になりそうだ(C)Getty Images 今季も多くの故障者に悩まされてきたドジャースは、現在、パ…

佐々木の復帰はまだ先になりそうだ(C)Getty Images

 今季も多くの故障者に悩まされてきたドジャースは、現在、パドレスと地区首位争いの真っ只中にいる。今週末の直接対決3連戦や、レギュラーシーズンのラストスパートとなる9月に向け、戦列を離れていた選手がラインナップに復帰する可能性が高いと現地メディアにより報じられている。プレーオフ進出を目指す重要な試合が続く中、投打で頼もしい顔ぶれが揃う見通しのようだ。

【動画】落差1mの魔球に強打者も呆然 佐々木朗希の奪三振シーン

 メジャー公式サイト『MLB.com』が8月19日、ドジャースの負傷者リスト(IL)入りとなっている6選手の現状を伝えている。

 7月下旬より調整を続けているカービー・イェーツ、タナー・スコットの両投手は、最短で週末のパドレス3連戦での復帰見込みであるとして、「イェーツ(腰痛)とスコット(左肘炎症)は、長期投球制限を受けていなかったため、リハビリ登板も多くは必要ない可能性がある」とレポート。

 また、右膝故障のマイケル・コペックはすでにリハビリ登板を開始しており、「60日ILからの復帰資格は8月27日以降。順調に進めば、予定通り復帰する可能性が高い」と綴っている。

 打者では、左肘を痛めていたキケ・ヘルナンデス、左肩故障のキム・ヘソンもチーム合流が間もなくであり、「両選手も次のホームゲームシリーズでの復帰が見込まれる。内野はマックス・マンシーとトミー・エドマンが9月まで欠場の可能性があるため、ヘルナンデス、キム・ヘソンが戻ることで、内野陣の戦力を固めることができる」と評している。

 5選手それぞれの回復具合を伝える一方、右肩インピンジメント症候群により調整を続ける佐々木朗希に関しては、「リハビリの状況はやや複雑だ」と報じており、復帰は来月までずれ込むと同メディアは予想する。

 前回のマイナーでの登板の内容を振り返るとともに、心身の強化が必要であるとして、「リハビリ中の目標はイニング数の積み重ねだけではない。ドジャースは、ササキがメジャーの打者に自信を持って攻められる精神面の準備も整えることを重視している」とチームの対応にも言及。さらに、「現在、ドジャースは6人ローテーションを使用しており、ササキの復帰は急がない。必要に応じて時間をかけて調整できるため、復帰は9月初旬以降になる可能性もある」などと論じている。

 総力戦での展開も強いられるであろうシーズン最終盤の戦い。連覇を見据えるドジャースが勝ち抜く上で、故障者の復帰、そして重圧の中でどれだけ本来のパフォーマンスを取り戻せるかが、大きなカギとなるはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】44号は「まるでレーザーのような一撃」大谷翔平の弾丸ライナーに米メディアが熱狂 本塁打数でシュワバーに並び再びリーグトップタイ

【関連記事】25億円男を「DFAしない要因は何なのか?」 復調期待する起用にド軍メディアが疑問 “代役”に3Aで無双の逸材を希望

【関連記事】「私の人生を変える」大谷翔平の“記念球”をなぜ競売に? 651万円獲得の米女子大生が明かした心境「機会を逃すわけにはいかなかった」