角田は残り10戦で明確な“答え”を提示できるか(C)Getty Images F1レッドブルは去就が注目されていたマック…

角田は残り10戦で明確な“答え”を提示できるか(C)Getty Images
F1レッドブルは去就が注目されていたマックス・フェルスタッペンが、第14戦ハンガリーGP開催期間中に2026年のチーム残留を明言。シーズン序盤より囁かれ続けた、現役世界王者の“流出”の噂に終止符が打たれ、サマーブレイクを迎えた。だが、エースドライバーが来季もレッドブルにとどまることが決定的となったことで、チームメイトのF1キャリア存続が危ぶまれる状況となっているようだ。
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英メディア『F1 OVERSTEER』が現地時間8月19日、2026年のドライバーラインナップに関するトピックを配信。主に、今季開幕直後よりレッドブルに加わった角田裕毅の今後について論じる内容となっている。
同メディアは、角田がハンガリーGPまで7レース連続でポイントを逃すなどの結果から、来季の契約更新は困難と評しており、また、「レッドブルだけでなく、F1キャリアの危機に直面している」と主張。他チーム移籍についても、「ツノダの代理人はキャデラックと接触しており、過去にはアストンマーティンとも関連付けられてきた。しかし、どちらも2026年に現実化する可能性は低い」と見込んでおり、「12月のアブダビGP、つまりレッドブルとの契約最終戦がF1での最後のレースになるかもしれない」などと論じている。
また、今季レッドブル加入以降で7ポイントいう成績について、「レッドブルが中団チームに過ぎなかった時代のデビッド・クルサード以来の低調なものとなっている」と指摘。さらに、来季に向けたレッドブルグループ内でのシート争いにも悲観的な見解を示している。
「ツノダにとっては、フェルスタッペンの退団こそが希望をつなぐ唯一の道だった。リアム・ローソンが台頭し、アイザック・ハジャーがトップチーム昇格を狙い、さらにはアーヴィド・リンドブラッドもF1参戦を控えている今、4つのシートを巡って5人が競い合う構図になっている」
その上で同メディアは、過去にレッドブルから放出されながら、新天地で好成績を残すケースも出てきていると説いており、「アレックス・アルボンやピエール・ガスリーが示すように、フェルスタッペン相手の成績だけでキャリアを決めつけるべきではない」と訴える。だがその一方で、「しかし、ツノダに再びチャンスを与えようという空気がパドックにあるかどうかは不透明だ」とも綴っており、記事を締め括っている。
果たして角田にF1パイロットとして6年目のシーズンは訪れるのか。“今季限り”との声が連日のように叫ばれる中、残り10レース、自らのパフォーマンスでチャンスを手繰り寄せるしかない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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