<秋季愛知県大会 知多地区予選一次リーグ戦:大府7―0阿久比(7回コールドゲーム)>◇18日◇阿久比スポーツ村野球場 秋…
<秋季愛知県大会 知多地区予選一次リーグ戦:大府7―0阿久比(7回コールドゲーム)>◇18日◇阿久比スポーツ村野球場
秋季愛知県大会は、5地区の参加校数の差異もあるので、それぞれの支部の裁量によって運営方針が異なっている。知多地区は、この秋は単独での参加校数が減ったということもあって、15校が3ブロックに分かれて5校ずつによるリーグ戦という形式になった。
その1位校は県大会へ自動的に県大会進出となるとともに、シード決定戦で県大会シード校が決まる。
ここまで3勝の知多の雄・大府は勝てば文句なしの県大会進出で、リーグ1位でシード権決定戦へ進める。
対する阿久比は、2勝1敗とここで勝てば2位となり順位決定リーグへ進めることになる。一時は単独での出場も危ぶまれるくらいだったが、山下博史監督が異動してきて4年目。ここへきてチームもまとまってきたという印象である。
大府はこの夏は、1回戦では碧南を下したが、2回戦では愛産大三河に4対11で完敗。7月の2週目で夏が終わった。中嶋 勇喜監督は、「夏が早く終わってしまったので(苦笑)、もう一度、基礎に返ってじっくりと組み立て直す時間はありました。勝負に対する執念や気持ちを見つめ直していきながら、技術的な面では基本のキャッチボールの徹底や、ゴロ捕球の形の確認をしていました。メンバーが何人か残っているだけに、その確認は却って大事でした」と、2年生25人、1年生22人という陣容で、この秋に向けて競い合いながら練習を重ねてきた。
チームとしては、投手陣の柱として期待していた柴山 虎太朗投手(2年)が、肩に違和感があったということで、大事を取ってこのブロック予選はメンバーから外れた。その分、投手陣の数を分厚くしていき、試合では6~7人、投げられる戦力としてベンチ入りさせてきているという。そうした中で、この日は背番号9の左腕・萩 宙投手(ハギ・ヒロシ=2年)が先発して5回を投げて11三振。2安打で0に抑えた。右足をピンと後ろを跳ね上げる独特のフォームだが、これがリズムを生み、テンポよく投げ込んできていた。球威があるわけではないが、制球もよく終始自分のリズムをキープしていた。さらには右の松本 健佑投手(2年)、右横手投げの横洲 拓朗投手(1年)がそれぞれ持ち味を出した。
攻撃では、3回に死球からチャンスを作り、5安打を放つなどして、打者10人で6点を奪った。4回にも1点を追加してリードした7点をキープして、きっちりとコールドゲームに抑えたあたりはさすがだった。
阿久比は武馬 侑哉投手(2年)が、3回だけ四球から崩れたのが悔やまれる。それでも、山下監督は、異動してきてチームとしては3サイクル目を預かることになったのだが、ようやく自分の意図する形に少し近づいてきたと感じているようだ。
「打てないけれども、やはり守りが大事だと思っている。この日も、バッテリーミスや失策がなかったことはよかったと思う。前の日に、(山下監督の母校)半田との試合で7対4とリードしていたのを、終盤にひっくり返され、一度追いつきながら引き離されるという展開での負け。これで選手たちは相当打ちひしがれていたと思ったけれども、今日は気持ちもよく立ち直っていた」
指揮官は選手たちの精神的な成長も含めて評価していた。そして、「何とか県大会へ進出したい」と、次の順位決定の二次リーグへ意欲を示していた。