シンガポールで開催されている「WTAファイナルズ」でビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)とカロリーヌ・ガルシア(フランス)が対戦し、V.ウイリアムズが6-7(3)、6-2、6-3で勝利した。V.ウイリアムズは2008年に同大会で優勝しており、…
シンガポールで開催されている「WTAファイナルズ」でビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)とカロリーヌ・ガルシア(フランス)が対戦し、V.ウイリアムズが6-7(3)、6-2、6-3で勝利した。
V.ウイリアムズは2008年に同大会で優勝しており、翌2009年に決勝トーナメントに進出。その後は出場できていなかった。
「ガルシアは今回のトーナメントを通してとても良く、いつも追い付いたと思ったら、驚くようなプレイを見せつけられた」とコート上でのインタビューでV.ウイリアムズはコメントした。
「(決勝では)トーナメントで一番調子の良かったカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)とプレイすることになるけど、それがまたもう一人の『CAROLINE』よ! デジャブのようだわ。でもとても嬉しい。彼女はとてもいい友人だし、私たちのどちらかが明日優勝するんだからとても嬉しいわ」とV.ウイリアムズは、笑いながら付け加えた。
※編集部注:カロリーヌ・ガルシアとカロライン・ウォズニアッキは名前の日本語表記が違っていますが、英語表記の場合はどちらも「CAROLINE」となります。
ガルシアは試合開始から果敢にプレーしていたが、大舞台で緊張したように見受けられた。ガルシアはファーストブレークを2-0でリードして迎えたが、V.ウイリアムズが次のゲームですぐに追いつき、残りのセットは互角だった。
その後、ガルシアがV.ウイリアムのサーブを見極めてリターンを放ち、引き離そうとする。しかし、V.ウイリアムズが力強くリカバリしたことで、ガルシアは焦りからかミスが出始める。そして勝負の行方は第3セットへと持ち込まれた。
両選手とも調子が上がってきており、ファイナルセットでは両者互角の戦いとなった。ガルシアには3度のブレークを取るチャンスがあったが、V.ウイリアムズがガルシアを退け、2時間32分に及ぶ死闘で勝利した。
「第2セットと第3セットで少しスタミナが切れてしまった。」とガルシアは振り返る。「この試合はとても激しいもので、その中で彼女は凄いテニスをプレイしたわ。方向転換がとても良く、アグレッシブだった」
「いくつかのショートボールが取れずに大きな差をつけることができなかった。それで彼女に追い抜かれてしまった。でも、もう少しのところだったと思う」
今大会においては最年長の選手であり、37歳となるV.ウイリアムズは、2008年以来となるタイトル奪取となるのか。
決勝では、カロリーナ・プリスコバ(チェコ)を7-6(9)、6-3で制したウォズニアッキと対戦する。
注目の一戦は、日本時間の午後8時30分に開始予定。(テニスデイリー編集部)
※写真はWTAファイナルズ決勝進出となったV.ウイリアムズ
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)