好調な打撃で日本ハムを引っ張る郡司裕也(C)産経新聞社 パ・リーグ2位の日本ハムは、8月19日のオリックス戦(エスコンフ…

好調な打撃で日本ハムを引っ張る郡司裕也(C)産経新聞社
パ・リーグ2位の日本ハムは、8月19日のオリックス戦(エスコンフィールド)に6-5の逆転サヨナラ勝ち。2点を追う9回、2死満塁から野村佑希が右中間に走者一掃の逆転二塁打を放ち、本拠地のファンを熱狂させた。
【動画】「郡司の9球」からの…最後は野村佑希が決めたサヨナラ打をチェック
野村の殊勲打の直前に、「5番・三塁」で先発出場した郡司裕也の驚異的な粘り腰があった。2死一、二塁。オリックス守護神のアンドレス・マチャドの剛速球に食らいついた。
「あと1球」まで追い込まれた局面で、低めの149キロのチェンジアップ、高めの159キロ直球を、それぞれファウルで逃げた。7球目の高め160キロは見極め、フルカウントに。そして最後は9球目、150キロのチェンジアップを叩きつけて、三塁前に転がす内野安打を勝ち取った。
マチャドにコントロールミスは1球もなかった。それだけに相手投手に与えたダメージは、大きかったと言える。最後はサヨナラのホームを踏んだ郡司に対して、SNS上では感服の声を上がっている。
「影のMVP」
「9球粘ったのもデカい」
「郡司の1球1球に挑む集中力たるや半端ないな」
「郡司のアウトにならない技術がすげぇ」
「粘りに粘って執念見せた郡司に惚れるんだよなぁ」
「アプローチはチームNo.1だろうね」
「マジで郡司のやばさには誰もが気づいて欲しい」
郡司は今季すでに3度のサヨナラ打をマーク。「一発逆転」への色気が出てもおかしくない場面で、つなぎ役に徹した。
捕手登録ながら、一塁、三塁、外野もこなせる27歳のユーティリティーは、規定打席未到達ながら、この日の3安打で打率.301に上昇。OPS(出塁率+長打率)も.807とした。
出場4試合連続マルチ安打と、勢いは加速するばかり。ヒットを積み重ねる確実性と、要所で流れを変える勝負強さは、首位ソフトバンクを追う日本ハムとって大きな武器だ。試合を通じて相手に圧力を与え続ける“夏男”の働きが、今後の戦いで一層の価値を放ちそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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