<第107回全国高校野球選手権大会:県岐阜商8×ー7横浜>◇19日◇準々決勝◇甲子園 9回2死満塁。絶体絶命の場面で見せ…
<第107回全国高校野球選手権大会:県岐阜商8×ー7横浜>◇19日◇準々決勝◇甲子園
9回2死満塁。絶体絶命の場面で見せた横浜の二塁手・奥村 凌大内野手(3年)の好判断に会場は沸いた。
4番・坂口 路歩内野手(3年)の初球だった。奥村 頼人投手(3年)が投じた内角高めの直球に差し込まれ、打球は詰まりながらも一、二塁間へ飛んだ。一塁手の小野 舜友内野手(2年)が打球を追いかけたが間に合わず。一塁塁上は空いていた。
小野の反応が遅れたことを察知した奥村凌は、「一塁手が思った以上に追ってきていた。間に合わないと思って二塁に投げました」ととっさの判断で二塁へ送球。「ショートもある程度は見えていた。一か八で1番近いのが二塁だったので、そこにかけました」と間一髪で一塁走者をアウトにしてピンチを切り抜けた。アウトにならなければ当然サヨナラ負け。一歩遅れれば春夏連覇が途絶える可能性もあったが「日頃の野球以外の気遣いが出たと思う」と最後まで冷静だった。
チームも一時4点差を追い付く粘りを見せたが、延長11回に力尽きた。偉業達成はならなかったが、甲子園史に刻まれるワンプレーとなった。「名門横浜の1番を任されていたが、最後の試合では不甲斐ない結果に終わってしまった。守備としては今までやってきたものをすべて出せて良かった」と激闘を振り返っていた。