熊谷は守備でたびたびのファインプレーでチームを助けた(C)産経新聞社 阪神は8月19日の中日戦(京セラドーム大阪)を5ー…

熊谷は守備でたびたびのファインプレーでチームを助けた(C)産経新聞社
阪神は8月19日の中日戦(京セラドーム大阪)を5ー4と勝利。主力の近本光司を休ませながらも、勝利をしっかりもぎ取り、マジックを21に減らした。
【動画】さすがの守備センス!熊谷が軽快な動きで圧巻の併殺を奪ったシーン
再びの先発機会がめぐってきたジェレミー・ビーズリーだったが、この日も乱調。制球が定まらず、序盤から苦しい場面が続いた。
そんなビーズリーを助けたのは守備のファインプレーにもあった。
「1番・遊撃」で先発した熊谷敬宥は4回無死一塁の場面。石伊雄太の二塁ベース上に飛んだ打球を体を伸ばしてキャッチすると、ほぼ同時に右足のつま先で二塁ベースにタッチ、すぐさま一塁へ転送。驚愕の遊ゴロ併殺を完成させた。
中日・井上一樹監督も思わずリプレー検証を求めたほどの微妙なタイミングだったが、しっかり併殺が認められた。
さらに1点をリードする9回一死二塁の場面、一打逆転の場面でも細川成也が放った痛烈なライナーを完ぺきなタイミングでジャンピングキャッチとこちらも好守でチームを助けた。
打撃でも6回二死一、三塁の好機にセンターへ適時打をマーク、攻守にわたって奮闘した姿を見せた。
今季の阪神の強さは守備の堅さにあることも知られているが、この試合でも熊谷の好守以外にも二塁手、中野拓夢にもファインプレーが飛び出すなど、二遊間の堅い守備には「この二遊間、もっと見たい!」「熊谷は野球センスの塊やな」「熊谷の守備で勝てた試合」など、ファンの間でも背番号4の奮闘をたたえる声があふれた。
熊谷は立大から17年3位入団のプロ8年目シーズン。もとから身体能力の高さが認められるも、これまでは代走、守備固めといった起用が多かったが、藤川球児監督にかわり出場機会を増やし始めている。
これでチームは2位巨人とのゲーム差13をキープしながら、様々な用兵も光り、先の常勝軍団を見据える。選手の背中をしっかり押す指揮官の起用法にも引き続き、注目が集まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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