全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は19日、競泳と飛び込みが広島県で、水球が山口県で行われた。 大阪府勢は、…
全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は19日、競泳と飛び込みが広島県で、水球が山口県で行われた。
大阪府勢は、競泳で四條畷学園が男女ともに800メートルリレーを制した。女子800メートル自由形では、羽衣学園の谷本美乃選手が優勝した。
競泳女子800メートル自由形優勝 羽衣学園1年 谷本美乃選手
ゴール板をタッチすると、電光掲示板で自己ベストでの優勝を確認した。17日の400メートル自由形に続く戴冠(たいかん)だが、より高みを目指す1年生女王は「うれしいけど、もう少しいいタイムを狙っていたので」と喜びも控えめだった。
18日の予選をトップで突破。この日の決勝は「積極的に泳ぎ切る」というプランを立てていた。その決意通りに勢いよく飛び込むと、長い腕を生かして力強く水をかき、水面を切り裂くようにぐんぐんと進んでいった。前半を4分17秒26の1位で折り返すと、後半は一人旅のレース展開となる圧勝だった。
小学4年から本格的に競技を始めた。中学2、3年の時には全国大会で両種目を制している。全身を躍動させてダイナミックに泳ぐのが魅力で、さらなる飛躍が期待される逸材だ。
3度の出場機会しかない総体の位置付けは高く、「来年、再来年も金メダルを取る」と宣言した。高校記録(8分27秒24)の更新を見据えながら、3年連続の2冠を狙う。
(清水裕)